アイコン マツダ EV「MAZDA MX-30」を世界初公開

 

 

マツダは23日、「第46回東京モーターショー」において、マツダ初の量産EV「MAZDA MX-30(エムエックス サーティー)」を世界初公開した。
MX-30は、新たにマツダのカーラインアップに加わる新世代商品の第3弾となる。
このモデルは、ユーザーがクルマとのつながりを深め、クルマとともに自然体で自分らしい時間を過ごすことを目指し、新たなクルマの使い方、創造的な時間と空間を提案している。

MX-30のデザインは、マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」のもと、「Car as Art」として、さらに芸術性を高めるとともに、表現に拡がりを持たせることに挑戦している。
人の手が生み出す美しい造形とこだわりのつくり込みを基礎としながら、将来に向けた価値観の変化や、新しいライフスタイルに寄り添うことを目指し、「Human Modern(ヒューマン モダン)」をコンセプトに、そのデザインをつくり上げた。

また、センターコンソール周りは、抜け感を持たせた形状とすることで、開放感のある空間を構成。コルクや再生材からできた生地などの環境に配慮した素材を、そのものが持つ自然な魅力を引き出して使用し、心地のよい室内空間を実現している。
加えて、自由な発想で、クルマの多彩な楽しみ方を創造できるよう、フリースタイルドアを採用した。
さらに、人間中心の開発思想に基づき、EVでも変わることのない「人馬一体による走る歓び」を追求。新たに電動化技術「e-SKYACTIV(イー・スカイアクティブ)」を採用し、意のままの操作感と滑らかな車両挙動を高次元に融合させ、ドライバーが自然に運転を楽しむことができる走りを実現した。

マツダ初の市販EVとなるMX-30は、最高出力143psと最大トルク27.0kg-mを発生する電動モーター1基搭載。これに電力を供給するリチウムイオン電池の容量は35.5kWh。航続距離は約210km。
多くのライバルたちと比較するとだいぶ短いが、欧州のドライバーが1日に走行する平均距離は約50kmなので十分としている。
マツダによれば、容量の小さなバッテリーを選択したことには、クルマのライフサイクル全体において、環境負荷が小さいという理由もあるという。

つまり製造から廃棄までの過程全体を考えたとき、35.5kWhのリチウムイオン電池なら、ガソリン・エンジンのマツダ3や、95kWhのバッテリーを搭載するEV(例えばアウディeトロン)より、CO2排出量が少ないという研究結果に基づいている。
マツダ・ヨーロッパの研究開発部門を率いるクリスチャン・シュルツは、「過剰なバッテリー容量を採用するべきではありません。顧客が本当に必要な航続距離はどのくらいなのか。どれだけの容量のバッテリーなら実質的なCO2排出量を減らせるのか。それを考える必要がある」と述べている。
以上、

CO2発生は、発電に化石燃料を大量に消費する多くの国では、EVよりHVの方が生涯発生率は大幅に少ないとされている。リチウム・リチウム電池の生産や充電にかかわる総CO2の排出量はそれほど多い。
現行ではリチウム電池を多く積めば、走行距離も大きく伸ばせるが、何故、化石燃料車ではいけないのかの原点を理解する必要がある。
また、車両価格の1/3以上が電池代であり、EVを普及させるには価格とのバランスも必要となる。

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[ 2019年10月23日 ]

 

 

 


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