アイコン 牽引すべきトヨタのEV世界、モタモタ病が蝕む


トヨタは懐に銭を貯め込み過ぎて自重に身動き取れなくなり、以前から豊田社長自ら、世はHVだと言い続け、EV販売政策の中国では提携する広州汽車から車両提供を受けトヨタの別ブランドで販売する異常さ。トヨタのEV開発遅れにはダイハツ+日野のほかスバル+マツダ+スズキが関係してもいる。
頑固一徹は星飛雄馬の親父の世界、時代の変化に対応したフレキシブルさが求められている世界には通用しない。全固体電池開発遅れは言い訳にならないところまできている。また、全世界の有力電池メーカーが全固体電池の開発にしのぎを削ってもいる。

トヨタは今年にも日本で170万円前後の2人乗りEV「C+pod」を投入としているが、実態はセブンイレブンのEVに毛が生えたもの。充電距離も150キロ程度で5年前のレベルと変化はない。
これまで日本勢は車両販売台数が伸びないことから安全装置にかこつけ車両販売価格を上昇させ続け、日本だけで利益を稼ぎ出すおかしな経営を行い続け、EVでは完全に世界に出遅れている。
EVでは電池価格が高く、電池を外部購入することから利益を損い、競合する自社の車両の販売台数減を恐れ、一向に積極的に乗り出そうともしない。
政府も口では0エミッションと言いながらも販売補助金が少なすぎる。メーカーが雁首揃えてEV販売できず補助金行政も尻すぼみ、財政赤字に加え新コロナ拠出でEV補助金の大幅増も期待薄。

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そもそも日本にはテスラ向けのパナ社以外EV用バッテリー会社もなく(日産系は中国企業に売却済み)、国内では競争原理も働かない。予算天井の潜水艦の電池は造れてもEV用ではガラパゴス化した日本の電池メーカー(一応、産業電池にシフトという言訳)になってしまっている。
日本のモタモタ病がトヨタを蝕みすでに自動車産業全体に蔓延っているようだ。
ホンダeにしても450万円以上、政府に対するジェスチャーに過ぎず、普及させる意思は毛頭なさそうだ。

タタモータースのネクソンEVは140万ルピーから(196万円から)

中国・上海自動車傘下で英MGは「ZS EV」(英国価格356万円)をインドでも販売中。今後、200万ルピー(約285万円)を切るEV投入予定という。また、MGはインドでバッテリー工場を稼動させ来年にも1回充電で500キロのバッテリーの開発計画を打ち出している。

↓販売中の「ホンダe」(左)とトヨタの「C+pod」
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[ 2021年1月18日 ]

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