アイコン 韓国 アフリカ豚コレラ 6例目発生 豚の行政区ごとの農家数と飼育頭数・割合

Posted:[ 2019年9月26日 ]



韓国で9月17日から感染拡大している豚の致死率が非常に高いアフリカ豚コレラ。韓国では北朝鮮説を唱え、9月7日、黄海側から北朝鮮へ上陸した台風13号により、感染豚や感染イノシシが河川に流され、下流域で感染が広がっていると見ていた。しかし、3例目には国境をまたぐイムジンガンより分岐した漢江南の金浦市で発生し、5例目・6例目はイムジンガンが注ぐ京畿湾の江華島で感染が確認され、要警戒区域も変更する段に至っている。

 
何が媒介しているのか、
イノシシなのか、旅行者なのか、畜産関係者なのか、飼料などの運搬車両なのか、動物に付着した感染ダニなのか皆目見当が付かない状態に至っている。
 
ただ、全国の養豚場や関連施設、関係車両などの一斉消毒するなど、すでに行われており、感染拡大はある程度封じ込められているものと見られる。


江華島は当初、要警戒区域外だったため、隙が生じた可能性もある。島であり連絡船のヒト・モノ・動物を消毒すれば、島外への感染拡大はないと見られる。

しかし、それまでの4件は本土であり、潜伏期間も3~21日間と長く、まだ予断を許さない状態が続く。
北朝鮮では今年5月に中国との国境付近で発生、発生した道では全滅したとの情報も報じられている。
ただ、韓国が共同防疫に当たろうと北朝鮮にいくら呼びかけても無視、昔のように反応しなくなっている。
 
中国では猛威をふるい、飼育3億頭のうち1億頭が感染殺処分されたとされている。中国では数年前、感染して死んだ豚を河川に捨てたりしており、知識不足、防疫体制の不備が今日の中国全土に感染拡大したと見られる。中国もこうした事態を受け、ここ数年で防疫体制もしっかりしてきている。

 

2018年 韓国の17行政区別 豚飼育農家数と頭数
 
行政区
農家数
頭数
1農家当り
頭数構成
1
ソウル特別市
 
 
 
 
2
釜山広域市
36
6,257
174
0.06%
3
大邸広域市
5
9,645
1,929
0.09%
4
仁川広域市
31
31,353
1,011
0.31%
5
光州広域市
3
6,419
2,140
0.06%
6
大田広域市
10
1,121
112
0.01%
7
蔚山広域市
10
28,945
2,895
0.28%
8
世宗特別自治市
 
 
 
 
9
京畿道
877
1,761,424
2,008
17.29%
10
江原道
166
422,500
2,545
4.15%
11
忠清北道
266
592,806
2,229
5.82%
12
忠清南道
915
2,148,996
2,349
21.10%
13
全羅北道
507
1,215,603
2,398
11.93%
14
全羅南道
716
1,088,232
1,520
10.68%
15
慶尚北道
482
1,201,562
2,493
11.80%
16
慶尚南道
601
1,118,163
1,861
10.98%
17
済州島
284
553,872
1,950
5.44%
 
4,909
10,186,898
2,075
100.00%
・韓国統計庁:2015年12月現在

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