sponsored

韓国の建国記念日にあたる「開天節」で祝日の3日、ソウル都心の光化門広場で保守系最大野党「自由韓国党」の関係者や保守団体などが集会を開き、家族を巡る疑惑が取りざたされているチョ・グク法務部長官の辞任を求めた。
数百万人が参加したものと見られる。主催者側は3百~5百万人の参加としている。
別途、学生連合会主催のチョ・グク氏糾弾集会も開催されているが報道されていない。

9月30日には、文在寅政権が特に地盤とする釜山や光州などの南部からも大動員をかけ、チョ・グク法務部長官擁護の大集会を開催した。主催者側は150万人~200万人参加した発表した。
文大統領はこうした集会を見て9月30日、会議でユン・ソクヨル検察総長に対して、「今政府の発足後、検察の捜査権の独立は大幅に強化された一方、検察権の行使のやり方や捜査慣行、組織文化などは改善が不十分という指摘が多い」と批判し、「これ以上改革に手を拱いていてはならない」とし、「検察改革の乗り出すよう」指示した。
当然、「チョ・グク長官擁護」、「検察改革ろうそく集会」の大動員により力を得た発言だった。

ところが、その翌日の10月1日、ユン検察総長は大統領府に対して「検察改革案」を提出、祝日の3日には検察が在宅起訴済みのチョ・グク氏の妻を8時間にわたり事情聴取した。娘・息子の不正入学関与の表彰状など私文書偽造、投資不正疑惑を調べている。

文大統領は3日のチョ・ゴク長官糾弾集会が、チョ・グク長官擁護集会の倍以上集まり、どう言うのであろうか。
文政権擁護の9月30日と文政権糾弾の10月3日の集会は、完全に韓国国家を2分する大集会となった。
これで、韓国の文政権は、政治的に大きな岐路に立たされることになった。

これまでのように権力を強く行使すれば、さらに韓国民は批判的になる。
ただ、来春4月の総選挙に向け、チョ・グク問題を逸らすため、国民向けに文大統領が再び日本批判を強める可能性もある。

文政権は実力で誕生したのではなく、オカルトの崔順実ゲート事件で弾劾を受けた朴槿恵大統領・当時の政権与党への国民の猛反発を動力源にして誕生した政権であり、その中には崔順実の娘の梨花女子大学(私立名門大/日本からのODA資金で整備もされている)への不正入学と娘チョン・ユラの言動も韓国民から猛批判されていた。
サムスン電子の副会長は、朴政権のフィクサーとなっていた崔順実と深い関係にされ、サムスン物産合併の国民年金の支持取り付け、一方で娘の馬術馬の提供など数十億円の巨額のカモにされ、8月29日の大法院判決では高裁に差し戻し、まだ、まな板の鯉状態が続いている。ただ、サムスン電子の副会長と文在寅氏は仲良し子良しの関係、文氏子飼いの大法院長官が、今後高裁で審理をやり直し、再び大法院に上げってきた時に、どう確定判決を出すのか注目される。
当然、大法院の判事たちは、今回の文政権批判の大集会により、今後の政局に左右されることになる。

↓10月3日 光化門広場-ソウル駅間を埋め尽くしたチョ・グク糾弾集会。
1004_03.jpg