アイコン 無知の涙 立憲の塩村あやか参議院議員 安易なツイッターで炎上

Posted:[ 2019年11月 5日 ]



塩村あやか参議は4日ツイッターに「LG、パネル用フッ化水素を100%国産化」のヤフーニュースを貼り付けて次のように書き込んだ。
「あーあ!!
韓国は困るどころか、ものの数ヶ月で開発成功。
失ったマーケットは二度と戻ってこない!
政治が経済に口を挟むなんてリスク国になった日本。
その他の分野や国もリスク分散をしてくるはず。
半導体高純度も時間の問題ではないか。」
以上、

日本メーカーは韓国に全額出資・合弁・出資などの形態で進出しており、当然、韓国でもフッ化水素を生産し、また韓国の独自企業でも生産もされている。

生産されていないものは、12ナインという超高純度のフッ化水素、元々中国で採れる蛍石を原料にフッ化水素は生産され、中間材や並み程度のフッ化水素までは中国で日本企業が合弁で生産、中間材を日本へ輸入して、日本だけで超高純度のフッ化水素を生産している。



これは、韓国や中国では技術を盗まれるために、そのスパイ対策から日本で生産しているもの。これまでにどれほど盗まれてきたものか、東芝・日本製鉄・・・・。
ふっ化水素の場合、韓国へは、日本からや中国の日本の合弁企業などから中間材が輸出され、韓国で3ナイン未満用の高純度フッ化水素を生産している。

韓国マスコミが囃し立てるLGが国産化に成功したと大々的に掲載したが、LGは高精細半導体を製造しておらず、また、LGが得意なディスプレイ(ULED/有機ELパネル)にも超高純度のフッ化水素は必要がない。LGは問題の根幹からは外野席の企業である。(最近、5ナノまで成功した話や過去、10ナノ製造に成功した中小企業があったというが韓国勢のどこも相手にしてもらえなかったという報道もあった。但し真偽のほどは別)

一方、サムスン電子とSKハイニックスの最新メモリ半導体は回路幅が超極細の10ナノ以下、これには、12ナインが必要となっている。
最近、サムスン電子が受注を拡大させているシステム半導体も7ナノが要求されており、当然、12ナインが必要となってくる。

日本企業も売らなければ生活ができなくなることから、ステラケミファのシンガポールから韓国勢に輸出し、韓国勢の生産遅延問題を解決している(日本からも適時に輸出している)。中国の半導体工場へ輸出した分を日本に分からないように韓国へ迂回輸出することも可能だろう(3品規制では、逆に韓国へ輸出した分が韓国企業の中国工場などへ迂回輸出されていたという話もある)。

フッ化水素(7月以前、韓国での日本シェアは4割だが、超高純度は6割以上)
ステラケミファ(フッ化水素)は、FECT CO.LTD.(韓国・公州市)に39%出資で合弁会社。STELLA CHEMIFA SINGAPORE PTE LTDは100%子会社で製造している。

森田化学(フッ化水素)は、FEM Technology Co., Ltd.(韓国・仁川)に32.8%の合弁出資。

韓国勢は台湾からは中間材を輸入、シンガポールからは高純度品を輸入しているようだ。
中間材は中国・日本・台湾・メキシコなどで製造されている。
韓国で製造できなかったもう一つの理由は、亀尾工場団地でのフッ化水素流出事件、数人が亡くなり、地域住民数千人が被害を受けた事件で、新たなフッ化水素工場は住民反対運動により全国で建設できないことだ。メキシコ大手も韓国進出を断念した経緯がある。10ナノ未満の品質が保証された超高純粋フッ化水素を安定的に安価に提供できる企業は韓国には存在しない。

サムスンにはベルギーから納品のJSR
JSR(レジストとフッ化ポリミド)は、JSR Micro N.V.(ベルギー)に100%出資の販売会社とEUV Resist Manufacturing & Qualification Center N.V.(ベルギー)に69.4%出資の製造会社を有している。サムスン電子はベルギーから一部調達している。JSR側がベルギーからサムスンに提供できると発表もしていた。

日本政府は、トランプ大統領のZTEやファーウエイなど個別企業制裁を参考に、最悪の場合、日本企業に対して韓国への輸出を禁止する手立てをとる覚悟も有し、その第一弾として、3品規制、ホワイト国除外を決定したものと見られる。
韓国が国際条約を守らないことからそうしたことを考えざるを得なくなっている。また、韓国では、文政権になり不正輸出が増加、今年1~3月だけでも戦略物資の不正輸出摘発件数が31件と急増していたことにも問題がある。

韓国政府が主張する戦略物資の輸出に関する主要4つの国際条約に加盟しているから大丈夫だとするならば警察は要らない。

<半導体製品に問題が生じた場合は大変なことになる>
サムスン電子は、今年3月アマゾンからリコールを請求され、数千億円の損害を出している。韓国の報道では10ナノ台後半の半導体だと勧告で報道されていた。サムスンは4~6月期に大部分を決算処理しているが、具体的内容の説明はない。材料は粗悪品や品質の安定性がなければ、こうした問題が生じる。
特にメモリ半導体では世界の7割以上を韓国2社が製造しており、問題は絶対発生させられない。そのため、製品の検査装置も重要で当然ミクロ単位となっている。そうした各種各工程の検査装置も日本企業が優位に立っている。
アマゾンの巨大データセンター用のシステム半導体か特注のメモリ半導体だったと見られる。

日本勢もあまりにも業績に影響が出るならば、当然、韓国の合弁会社で12ナインを生産することになる。
問題は、日本の輸出額が減少する可能性であるが、全体から見れば知れたもの、決算には審査のためほとんど韓国向け輸出がストップした7月を除き、それ以降、影響はない。韓国政府が主導して大騒ぎさせただけだ。
日本は円高で工場がタイやらベトナムへ工場移転し、すでに貿易赤字が定着しており、海外投資(ここでは工場投資による金利、配当、ライセンス料など)からの見返りがそのほとんどを占める国際収支で黒字になる体質にある。

塩村あやか参議は、も少し勉強してから書き込むべきではないだろうか。また、韓国の国際条約違反を解決する案も提示してもらいたいものだ。
トランプ流に最初から意図したものならば、売名でも大成功だろうが・・・。
 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。