アイコン 中韓 実は再度、蜜月関係へまっしぐら

Posted:[ 2019年11月12日 ]



中韓関係は再び蜜月時代のようだ。
<相互の投資拡大>
両国間の直接投資は共に大幅増加している。
韓国の対中国直接投資は2016年の40億3000万ドルから2018年には56億6000万ドルへと40.3%も増加した。
一方、中国の対韓国直接投資も2016年の20億5000万ドルから2018年には27億4000万ドルへと33.7%も増えている。
両国の相互投資規模は2016年の60億8000万ドルから18年には84億ドルへと38.1%増の23億2000万ドルも増加している。

<貿易でも緻密な関係>
貿易は米中貿易戦争もあり、輸出入が減じているが、これは半導体価格の暴落によるところが大きく、輸出数量はそれほど減ってはいない。
2018年の韓国の輸出額は6,051億ドル(前年比5.5%増)、うち、香港含む中国への輸出割合は32%(輸出額2081億ドル)に達し、一方、輸入は総額5,151億ドルに対し、中国からは19.8%(輸入額は1064億ドル)にとどまり、超貿易黒字相手国となっている。(韓国の貿易収支は700億ドルの黒字)



<中国が愛をプレゼント1:訪韓客大幅増>
訪韓中国人観光客も今年1~9月では441万4000人と前年同期比27.1%増と大幅に増加している。
当然、中国当局が観光・文化制裁で、各種用意しているタガの一つや二つを緩めたものと見られる。

<共に民主党と中国共産党の協約締結>
文大統領の与党のともに民主党の直系シンクタンク「民主研究院」は、中国共産党と提携、さらに今年7月には中国共産党の教育研修機関である中央党校とも始めて協約を締結している。若手ともに民主党員の養成機関にするつもりなのだろうか。
その教えに基づいたのか、トランプばりにハンギョレ以外フェイクニュース者だと決め付け圧力を強め、公共放送KBSもすでに文色に染め上げ、検察の捜査情報も報道規制した。
司法と検察と裁判所・軍をすでに陥落させ、残るは保守派と保守系メディアを来春4月の総選挙で追放すれば、その欲望である中朝関係改善を貫徹する日も近くなる。

韓国は中国に喜んでもらうために努力している
2017年10月31日に中国政府に対して「3不の誓い」を表明、
その後、日韓とごろか日米韓3ヶ国だけでの軍事演習も拒否している。
韓国南部の星州に配備したTHAADの追加配備をしませんと誓い、中国を喜ばせた。結果、ソウル都市圏を北朝鮮の核ミサイル攻撃から駐留米軍のTHAADでは守らないことを宣言。国産の優秀な迎撃ミサイルを多く所持していることから事足りるとしている。

2018年10月10日、海上自衛隊の隊旗である旭日旗での韓国国際観艦式への参加拒否

2018年12月20日の自衛隊の哨戒機に対するレーダ照射事件でも、否定し逆に威嚇飛行したと居直ったままとなっている。中国は腹を抱えて笑ったことだろう。

2019年8月22日の日韓GSOMIA破棄決定、このままでは11月23日失効することになる。
韓国の鄭景斗国防長官自ら、日韓GSOMIA破棄決定で喜ぶのはどこかとの質問に、中国、北朝鮮だと回答している。
2019年8月24日、日本を仮想敵国にした陸軍まで投入した大規模な竹島島嶼防衛訓練実施。

<中国が愛をプレゼント2>
2019年7月23日、中露空軍機の韓国防空識別権侵入、ロシア軍機の竹島領空侵犯事件発生。
韓国は中露に対して防空識別権への飛行は事前に通知するよう要請した。
2019年10月29日、韓国の要請に基づき中国軍は、韓国軍に対して、韓国の防空識別圏への飛行を目的とルートを事前通告した。これは前代未聞の出来事だ。

<中国が愛をプレゼント3>
2019月11月5日、上海のテレビショッピングチャンネル「東方購物(東方ショッピング)」は、3時間20分を使い、韓国の家電製品や食品、生活用品など韓国製品販売の特番放送を行った。放送では、サムスン電子のテレビと冷蔵庫をはじめ、ゆず茶や海苔、化粧品、シャンプーなど幅広い種類の韓国商品が中国語で通販された。THAAD制裁来2年半振りであろうか。

日韓関係は周知のとおり。
南北朝鮮関係は北がもう用済みだとして南と遊んでくれなくなった。それどころか、F35韓国軍配備、米国からのミサイル購入、米軍との演習は、2018.9.19南北軍事合意違反だと怒りをぶちまけ門を完全に閉ざしている。
米国からは、駐留米軍経費の負担額を5倍にせよ、ペルシャ湾へ艦船を派遣せよ、インド・太平洋同盟に加入せよ、日韓GSOMIAは破棄するな、北朝鮮に対して勝手な譲歩はするなといっぱい釘を刺され四面楚歌状態、

そうした韓国に愛の手を差し伸べているのが習近平国家主席率いる中国、今や韓国は中国経由で北朝鮮との関係を再構築しようと目論んでいるようだ。

 


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