日本海側、半径30キロ圏内に390万人が居住する古里原発1ヶ所に8基の原発は「世界最多」にもかかわらず、韓国政府は古里近くの新古里に2基追加建設を承認し、一帯は10基となる(うち1基停止解体へ)。
月城原発(6基/うち1基停止解体へ)、
ハンウル原発(6基)、
ハンビッ原発(6基/全羅南道・霊光/唯一黄海側)
25基のうち19基が集中している東南部一帯の釜山、蔚山、慶州地域には、60あまりの活断層が分布しており、「強震に襲われれば大災害」が想定されている。
韓国の原発の国土に対する密集度は日本の2倍、米国の20倍の0.282なっている。
<韓国の原発の問題は、工事がいいころかげんなこと>
原発の格納建屋は厚さ168センチのコンクリ防護壁と厚さ6ミリの炭素鋼鉄板で覆っているが、その構造物の鉄板の基準値を超す腐食やコンクリ打設がいい加減でコンクリ壁の中に大きな空洞(最大幅157センチ)が数多く見つかっている。
UAEへ稼動の40年は韓国軍の警備つきでの原発輸出は順次、工事が完成しているが、すでにコンクリの空洞なども見つかり、補修工事を行っている(UAEは別途仏工事コンサルを雇っている)。
文政権は新たに韓電が4基の原発建設を予定していたが認めなかった。解体予定の原発も早期に解体に入るという。
世界では、原発は30ヶ国189ヶ所で448基が稼動しているという。
なお、フクシマ原発のタンク水に含まれ、アルプスで除去できないトリチウムにつき、日本は希薄して海洋投棄、超高温水蒸気で空中放出により、処分することを小委員会が決定しているが、電気分解の研究も進んでおり、選択肢として残すべきではないだろうか。
全タンクに含まれる放射性トリチウム量は約856兆ベクレルと試算されている。
一方、とかく東京五輪にかこつけてフクシマ原発のタンク水処理を関係する世界のあらゆる国際会議で問題にし続ける韓国の原発は、2018年の稼動全原発から排出されている放射性トリチウムの量は約203兆ベクレルである。毎年日本海や黄海へ放流されている。
朝鮮半島はユーラシア大陸プレートの上にあり、日本海側で太平洋プレートが沈み込み、黄海側はインドプレートと接し、その圧力により朝鮮半島の各地に活断層が形成されている。
北朝鮮と中国の国境にある白頭山は有名な活火山。火山は上部プレートの亀裂からマグマが地上に出て噴火するもの。プレートの亀裂は、別のプレートの圧力により生じている。
ただ、韓国本土には活火山はない。済州島のハンラ山は千年前に噴火した記録が残されている活火山。