マンション管理の大阪ガスコミュニティライフの社員68百万円着服
大阪ガスの子会社が全額出資するマンション管理会社の大阪ガスコミュニティライフは25日、元社員が担当するマンションの管理組合の資金合わせて約6800万円を不正に引き出し着服したとして懲戒解雇したと発表した。
懲戒解雇されたのは、大阪ガスコミュニティライフの淀川事務所に勤務していた30代の男性の元社員。
この元社員は管理業務を担当していた大阪市内2物件、大阪府北部1物件の計3つのマンションについて、架空の修繕工事の請求書を偽造するなどといった手口で管理組合の資金を不正に引き出し、3年前の7月から先月にかけて合わせて約6800万円を着服していた。
先月になって、このうち1つの管理組合から、毎月行われるはずの資金などについての報告が滞っているという指摘があり、会社が調査した結果、不正がわかったという。
社内調査に対し、元社員は着服を認めたうえで、全額を個人的な遊興費に使ったと話しているという。会社は今月11日付で懲戒解雇、今後、刑事告発や告訴を検討する。
また、元社員が着服した管理組合の資金は全額を会社が補填することにしている。
今後、国交省から、大阪ガスコミュニティライフに対して何らかの処分が発せられることになる。
[ 2013年3月26日 ]
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