資生堂/3月決算 過去赤字があったのだろうか
国内化粧品事業の売上高は3,459 億円(前期比▲2.2%減)。うち、化粧品事業は競合環境の激化により、ヘルスケア事業は主力ブランドが市場全体の縮小の影響を受けたことにより、ともに前期を下回る実績となった。営業利益は前期比6.6%減の275 億円。
グローバル事業の売上高は、3,223 億円 (前期比0.8%増)、現地通貨ベースでは前期比2.5%増となり、化粧品事業、プロフェッショナル事業ともに、前期を上回る売上となった。中国では、反日デモによる社員や事業所、工場への被害はなかったものの、その後の反日感情の高まりの影響を受け、売上のウェイトが高い年末に積極的なプロモーションを実施できなかったことなどから、現地通貨ベースでほぼ前年並み、円ベースでは前年を若干上回る程度にとどまった。営業利益は、前期から115 億円減少して▲33 億円の営業赤字となった。
日本市場を省みず、好調だった中国に傾注し過ぎた結果だろう。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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09年3月期
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690,256
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49,914
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52,061
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19,373
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10年3月期
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644,201
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50,350
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51,485
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33,671
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11年3月期
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670,701
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44,458
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44,480
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12,790
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12年3月期
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682,385
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39,135
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39,442
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14,515
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13年3月期
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677,727
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26,045
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28,406
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-14,685
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13年期/12年期比
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99.3%
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66.6%
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72.0%
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14年3月期予想
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710,000
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38,000
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38,000
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20,000
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[ 2013年4月30日 ]
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