アイコン 中国に朗報 三菱重工 PM2.5+水銀除去装置開発 世界の鉄鋼生産量推移表付

まだ、初秋だというのに、北京ではPM2.5のレベルが最高危険度を続け、飛行機の発着にも支障が出、また、健康被害は計り知れないものとなっている。
 独裁政治にしては、掛け声だけで遅々として進ませない大気汚染問題、PM2.5による大気汚染問題が本格化するのは、家庭でも広く暖房用に石炭を燃やす冬から春にかけてだ。
 三菱重工は、石炭火力発電所による大気汚染を防ぐ新技術を開発した。排ガスから有害物質の水銀を低コストで取り除くことができる。当装置と微笑粒子状物質「PM2.5」を減らす技術を組み合わせ、大幅に有害物質を取り除くことが先端除去技術だ。

中国の大気汚染問題は、鉄鋼生産量の急拡大、排ガス規制がほとんど施されていない旧車がまだ多く走っている、レアアース等の生産拡大、石炭火力による発電量増大などが上げられ、家庭の暖房用にもまだ多く使用されていることなどが上げられている。
(日本でも過去石炭を風呂釜などで炊いていた。しかし、環境・健康問題から豆炭に変化、日本で石炭が生産されなくなり衰退した)
中国の場合は、大気汚染問題だけではなく、河川湖沼、大地などへ有毒産業廃棄物は捨て放題。規制部署はあるものの、上層部がいつもの賄賂により、有効に機能しないのが実情だ。そのため黒い川、緑の川、赤い川、青い川などの地獄の川や湖沼がいくらでもある。
 
こうした環境汚染の犠牲になるのはいつも庶民であり、中国には「癌の村」と称せられる村がいくらでもある。
 
こうした庶民の不満解消のために、尖閣が反日暴動として利用されたという見方もあるほどだ。
鄧小平の白猫黒猫の限界を超えているにもかかわらず、解決しない中国は共産党政権どころか独裁政権に近いものとなっている。それとも権力収奪に躍起になりすぎ政治不能で統治不能に陥らしめているのであろうか。
国と国営企業の関係も然りで、末端の地方行政段階に至っては賄賂により、こうした環境汚染問題のほとんどが隠蔽され、公式に表面化しない汚染企業と行政の腐れ縁政治が続いている。

既に中国富裕層の人口は1億人を突破している(日本の人口1億2千万人)、そうした富裕層向けに、沈没している日本の家電業界は、最新のナノテクロノジー技術の空気清浄機を昨年にも増して売りまくることだ。ダイキン・シャープ・パナソニックなど。空気に国境はなく、中国で、日本製であっても、また、高くても飛ぶように売れている。
 
1009_03.jpg
 
<世界の粗鋼生産量推移>
世界・主要国の粗鋼生産量推移
/百万トン 
世界生産量
中国
韓国
米国
日本
2002
904,063
182,249
45,390
91,587
107,745
2003
969,992
222,413
46,310
93,677
110,511
2004
1,068,940
280,486
47,521
99,680
112,718
2005
1,146,533
355,790
47,812
94,897
112,741
2006
1,247,178
419,150
48,455
98,188
116,226
2007
1,346,130
489,175
51,517
98,101
120,203
2008
1,341,205
512,339
53,323
91,895
118,739
2009
1,235,111
573,567
48,526
59,384
87,534
2010
1,431,665
627,506
58,363
80,495
109,599
2011
1,529,227
694,812
68,519
86,397
107,601
2012
1,547,830
716,542
69,321
88,695
107,232
12/02年比伸率
71.2%
293.2%
52.7%
-3.2%
-0.5%
02年の生産構成
 
20.2%
5.0%
10.1%
11.9%
12年の生産構成
 
46.3%
4.5%
5.7%
6.9%
 
[ 2013年10月 9日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索