米、メルケル独首相の携帯電話も盗聴 スノーデンシンドローム
アメリカが、元CIA・元NSA局員のスノーデンを必死に捕まえようとしたことが、よく理解できるNSAによる盗聴事件の拡大となっている。
ドイツ政府は23日、メルケル首相の携帯電話が米情報機関に盗聴されていた可能性が高いとして、首相がオバマ大統領に説明を求めたことを明らかにした。
独政府のザイベルト報道官が発表したもので、声明で「ドイツ政府は、メルケル首相の携帯電話が、米情報機関に監視されている可能性があるとの情報を得て、即座に米政府に照会し、全面的な解明を求めた」と明らかにした。
それによると、メルケル首相は、オバマ大統領に電話で「ドイツと米国のような長年の友人の間で、このような監視があってはならない。(真実ならば)信頼を破る行為で、重大な結果を招くことになる」と抗議したという。
NSAが日本を含めた38ヶ国の大使館に対しても盗聴、大使館だけではなく、国連も、ブラジルも、フランスも、今度はドイツの首相の携帯電話も盗聴していた問題が浮上している。
各国の米国大使館の盗聴では、米政府関係者が、どこの国もやっていることと涼しい顔をしていた。スノーデンの米国による盗聴暴露事件で、アメリカは、それまで中国のスパイ活動を槍玉に挙げていたが、今や一切、その手の問題は、政府からは取り上げられなくなった。実態は中国のスパイ活動より、アメリカの諜報活動がすごかった。
[ 2013年10月24日 ]
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