２、この３社が提供する新しい分譲マンションの名称は「FLORA－ANH　DAO－（フローラ　アンダオ／アンダオはベトナム語で「桜」の意）」。
ベトナムのアッパーミドル層を主なターゲットとして、「Gettable」、「Green」、「Greater」（３G）をコンセプトに、手の届きやすい価格で、緑豊かな、品質に優れた住環境を提供する。
計画地は、ホーチミン市中心街から約１０kmに位置し、敷地面積１１，２３６m2、総戸数５００戸で、２０１６年７月に完成の予定。

３、関西や首都圏を中心にマンションブランド「ジオ」を展開する阪急不動産では、「海外市場の開拓による成長」という阪急阪神ホールディングスグループの事業戦略の下、海外での不動産分譲事業の展開を模索していた。
また、西鉄においても、福岡を中心に九州の主要都市や首都圏などで住宅分譲事業を展開しており、培ったノウハウを活かし、海外における住宅事業展開を検討していた。

４、人口増加や経済成長が続くベトナムで最大の都市・ホーチミン市の人口は約８００万人に迫り、特に若い世代の住宅需要が高まっている。
ナムロン社は、こうした層をターゲットにした手ごろな価格帯のマンションを展開している。
今後同社は、阪急不動産・西鉄との共同プロジェクトによって、日本の高い技術や品質などのノウハウを取り入れたマンション展開にも力を入れたい考え。

また、阪急不動産と西鉄は、プロジェクト参画を通じて、ベトナムや近隣のASEAN諸国における不動産事業の情報収集や事業推進ノウハウを蓄積し、本格的な海外進出への第一歩にしたいと考えている。

＜開発概要＞
　【物件名称】FLORA－ANH　DAO－（フローラ　アンダオ）
　【タイプ】分譲マンション
　【建設地】ベトナム社会主義共和国　ホーチミン市９区
　【竣工予定日】２０１６年７月
　【敷地面積】１１，２３６m2
　【延床面積】３７，８５４m2
　【階数】１５階
　【総戸数】５００戸
　【平均専有面積】５７．５m2
　【総事業費】約５，０００億ベトナムドン（約２８億円）
　【計画位置】当該物件の立地する９区は、多くの大学が集積するほか工業団地が立地するエリアで、ホーチミン市中心街から車、バイクで約１５分、また近年急速に開発が進んでいる２区からも約５分の距離にある。また、計画地周辺エリアでは、ホーチミン市都市鉄道の整備が日本の支援によって進められており、将来的により一層利便性が高まることが見込まれている。