東洋ゴム工業は、国に認定された性能を満たさない免震装置が使われていた全国５５棟の建物の安全性について、いずれも「震度６強から震度７程度の激しい揺れに対して倒壊のおそれがない」という調査結果を、３０日国交省に提出した。

国交省は、会社が提出したデータに問題がないか、第三者機関に依頼して確認した結果、不正や不適切な処理は見当たらず、５５棟が激しい揺れで倒壊するおそれがないことを確認したと発表した。
建物によっては地震の揺れが抑えられにくく、揺れが大きくなる可能性があるという。
国交省は、不正の疑いがある東洋ゴム工業の別の免震装置が使われた１９８棟の建物についても、できるだけ早く事実関係を調査して報告するよう改めて指示した。
また、国交省は、今週末の来月３日に専門家による委員会を設けて、免震装置の認定が不正に取得され製造販売に至った経緯を調査し、この夏までをめどに再発防止策を検討することにしている。
以上、
国交省が東洋ゴムの不正免震装置の安全性について追認し、安全のお墨付きを与えたことになる。
今後、５５棟の所有者たちや建設中の物件のゼネコンはどうするのであろうか。
どうか、お願いします・・・・。