きゅうまるしき戦車横転で隊員死亡/北海道大演習場 千歳・恵庭 90式戦車
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陸自北部方面総監部の発表によると、21日午前9時20分頃、北海道大演習場千歳・恵庭地区で、訓練中の陸上自衛隊第7師団第73戦車連隊(南恵庭駐屯地)の90式戦車が横転し、乗っていた30歳代の男性2等陸曹が戦車の下敷きになった。
2等陸曹は、心肺停止状態で札幌市内の病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
現場は千歳市と恵庭市にまたがる北海道大演習場の千歳市側で、戦車は横転して逆さになった。
戦車には、4人が乗っていたが、死亡した2等陸曹のほかに、けが人はなかった。
陸自第7師団長の田浦正人陸将は、「事故によりかけがえのない隊員を失ったのは痛恨の極み。事故原因を究明し、再発防止を図る」とコメントしている。
以上、報道
重量が50トンある戦車、傾斜角・路面の状況等から過度に姿勢制御機能を信頼すべきではないだろう。(ウィキでは3人乗りとなっているが、4人乗っていたようだ)
90式戦車は74式の後継として開発された陸上自衛隊の第三世代戦車、「きゅうまるしき」。
120mm滑腔砲による高い攻撃力、複合装甲による高い防御力、1500馬力のエンジンによる優れた機動性という第三世代戦車の基本的な部分を抑えつつ、西側第三世代戦車としては初めて自動装填装置や自動追尾機能を有するFCSを搭載し、74式戦車で採用された姿勢制御機能を有する懸架装置等の独自技術も盛り込まれ、国産戦車としては初めて世界的にも一歩先を行く戦車。
90式戦車
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全長
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9.80m
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車体長
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7.55m
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全幅
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3.40m(サイドスカートを含む)
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全高
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2.30m(標準姿勢)
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重量
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50.2t
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懸架方式
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ハイブリッド式
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(油気圧・トーションバー併用)
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速度
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70km/h
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(加速性能0-200mまで20秒)
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行動距離
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350km
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主砲
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44口径120mm滑腔砲Rh120
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副武装
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74式車載7.62mm機関銃(主砲同軸)
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12.7mm重機関銃M2(砲塔上面)
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装甲
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複合装甲
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(砲塔前面 及び 車体前面)
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エンジン
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三菱10ZG32WT
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水冷2ストロークV型10気筒ターボチャージド・ディーゼル
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1,500ps/2,400rpm(15分間定格出力)
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最大トルク4,410N・m(450kgf・m)
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排気量21,500cc
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乗員
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3名
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[ 2017年6月22日 ]
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