アイコン 「馬券大学」の東邦出版(株)(東京)/民事再生申請へ

 

 

馬やバイク、プロレス、自然栽培誌刊行の東邦出版(株)(東京都新宿区西早稲田3-30-16、代表:保川敏克)は19日、出版取次会社に対し「民事再生手続き開始の申立て予定および返品区分変更」の通知書を送付した。

なお、同社関連の(有)シーロック出版社(東京都新宿区西早稲田3-30-16、代表:保川敏克)と(株)デジタルビュー(東京都豊島区目白3-9-15、代表:同)は11月1日事業停止、事後処理を山田晃久弁護士(電話03-3539-1877)ほかに一任して、自己破産申請の準備に入っている。

東邦出版(株)は、東邦出版社として個人創業され、昭和54年4月法人化された出版会社。出版社としての歴史は古く、1960年代から70年代にかけては「東邦出版社」として文学作品を中心に出版活動をしていた。その後、法人化し、最近では、競馬、格闘技等のスポーツ関連書籍のほか、「F1モデリング」、「JAPAN CLASS」、「KAMINOGE」、「自然栽培」等の各分野の雑誌を発行し、平成27年3月期には8億円以上の売上高を計上していた。

しかし、ネットの台頭による出版不況により平成31年期には7億円台まで売上高が落ち、人手不足による人件費増や取材費増も重なり、赤字が続き、債務超過に至り、関連会社も含め、再編を進めていた。しかし、同社は借入負担も大きく、財務内容を抜本的に改善させ、再建を図るため、民事再生法の適用申請を行うようだ。

[ 2019年11月20日 ]

 

 

 


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