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アイコン 【東京】アクセルメディカが解散・特別清算へ 「≒4.7」事業はアクセルマークが承継、債務超過1億円超


東証グロース上場のアクセルマーク(株)は2026年9月17日、100%子会社のアクセルメディカ(株)(東京都中野区、法人番号:9011201025768)を解散し、特別清算手続きによって清算する方針を決議した。

同社が展開してきたトータルビューティーケアブランド「≒4.7(ニアリーフォーセブン)」などのビューティー&ウェルネス事業については、親会社のアクセルマークが引き継ぎ、再構築する方針。

なお、現時点では裁判所による特別清算開始命令を受けた段階ではない。アクセルマークの発表では、2026年10月上旬に特別清算開始を申し立て、12月下旬ごろの清算結了を予定している。

 

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売上が計画を下回り営業損失が継続

アクセルメディカは、アクセルマークがヘルスケア領域の事業拡大を目的として2024年9月2日に設立した事業会社。資本金は500万円で、アクセルマークが全株式を保有している。

当初は医療機器、試薬、美容健康機器などの製造・販売を事業目的とし、2025年1月には第二種医療機器製造販売業と体外診断用医薬品製造販売業の許可を取得。感染症検査技術を活用したヘルスケア事業の展開を進めていた。

しかし、親会社の発表によると、アクセルメディカの売上高は設立以来、一貫して計画を大幅に下回り、営業損失が継続。自力で事業を継続できない状況となり、運転資金を親会社からの貸付に依存していた。

親会社は複数回の借り換えや追加融資を実施してきたものの、収益構造改善の見通しが立たず、これ以上の資金支援はグループ全体の財務基盤をさらに毀損する可能性があるとして、解散・清算を決めた。

債務超過は約1億478万円、親会社貸付1億1250万円

2026年8月末時点のアクセルメディカの純資産額は▲1億477万9,932円となり、1億円を超える債務超過に陥っていた。

また、2026年9月17日時点のアクセルマークからアクセルメディカへの貸付金残高は1億1,250万円。親会社は、この貸付金の大部分が回収不能になる可能性が高いとしている。

さらに、アクセルメディカが取引先に貸し付けていた300万円の貸付金が履行遅滞となり、資金繰りが一段と悪化した。

項目 金額
2026年8月末純資産 ▲1億477万9,932円
親会社からの貸付残高 1億1,250万円
取引先への貸付金(履行遅滞) 300万円

なお、1億1,250万円はアクセルメディカの負債総額ではなく、親会社アクセルマークからの貸付残高。特別清算時の総負債額は現時点で公表されていない。

2025年9月期は売上ゼロ、約3909万円の最終赤字

公開された直近2期の業績では、2024年9月期は設立直後だったことから売上高0円、最終損失110万1,000円。

2025年9月期も売上高は0円で、営業損失3,783万7,000円、経常損失3,902万円、最終損失3,909万円を計上し、純資産は▲3,519万2,000円となっていた。

決算期 2024年9月期 2025年9月期
売上高 0円 0円
営業損益 ▲109万1,000円 ▲3,783万7,000円
経常損益 ▲109万5,000円 ▲3,902万円
最終損益 ▲110万1,000円 ▲3,909万円
純資産 389万9,000円 ▲3,519万2,000円

なお、美容ブランド「≒4.7」のローンチは2025年10月で、2025年9月期の決算期末後となる。このため、2025年9月期の売上高0円は同ブランドの商品販売開始前の数字となる。

美容ブランド「≒4.7」を2025年に立ち上げ

アクセルメディカは2025年10月29日、トータルビューティーケアブランド「≒4.7(ニアリーフォーセブン)」を立ち上げた。

第一弾として美容液「プライムリペアプラセンタ原液」を発売。続いて2025年12月にはボディミルク「メルティングミルクローションモイスト」、2026年5月には「ポアブライトディープクレンジングオイル」を投入し、公式オンラインストアなどで販売していた。

アクセルマークは「≒4.7」について、ヘルスケア事業で培った知見を美容分野へ展開する自社ブランドと位置付け、ビューティー&ウェルネス事業を新たな成長分野として育成していた。

2026年7月には親会社アクセルマークが「TCB東京中央美容外科」などを展開するTCBグループと業務提携。化粧品の商品企画・開発、EC販売などのノウハウと、TCBグループの美容医療分野の知見・顧客基盤を組み合わせ、化粧品の共同開発や販売チャネル拡大を進める方針を打ち出していた。

「≒4.7」は終了せず、アクセルマークが事業を承継へ

今回解散するのは、あくまでアクセルメディカ株式会社

親会社は、アクセルメディカが手掛けてきたビューティー&ウェルネス事業を自社へ引き継ぎ、再構築する方針を示している。このため、現時点で「≒4.7」ブランドそのものの終了や廃止が決まったわけではない

ただし、事業承継には製造販売業許可の新規取得を含む準備が必要となる可能性があり、アクセルメディカの解散からアクセルマークによる事業再開までの間、同事業の売上高は一時的にほぼゼロまで低下する見込み。具体的な再開時期は現時点で未定となっている。

10月上旬に特別清算を申し立てへ

今後の予定では、アクセルメディカは9月17日付で解散し、9月下旬から11月下旬にかけて債権者への官報公告や個別催告を実施する。

その後、2026年10月上旬に特別清算開始を申し立てる予定。手続きが予定通り進めば、12月下旬ごろの清算結了を見込んでいる。

時期 予定
2026年9月17日 解散・特別清算方針を決議、解散予定
9月下旬~11月下旬 官報公告・債権者への個別催告
10月上旬 特別清算開始申立て予定
12月下旬ごろ 清算結了予定

アクセルメディカの会社概要

法人名 アクセルメディカ株式会社
所在地 東京都中野区
法人番号 9011201025768
設立 2024年9月2日
資本金 500万円
親会社 アクセルマーク株式会社(100%出資)
主要事業 ビューティー&ウェルネス事業、化粧品等の企画・製造・販売
ブランド ≒4.7(ニアリーフォーセブン)
2026年8月末純資産 ▲1億477万9,932円
親会社貸付残高 1億1,250万円
特別清算開始申立て 2026年10月上旬予定

設立から約2年での解散となる一方、ビューティー&ウェルネス事業そのものは親会社が引き継ぐ方針。今後は、特別清算開始の申立てとともに、「≒4.7」の販売再開時期や事業再構築の内容が焦点となる。

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