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アイコン 【倒産企業続報】Hatch Outが破産、負債107億円 「Hatch Out RENT」展開、八建設も連鎖


続報。不動産事業を展開していた株式会社Hatch Out(ハッチアウト)と、建設業の株式会社八建設が2026年8月31日、大阪地裁から破産手続き開始決定を受けた件で、Hatch Outの負債が債権者138名に対して約107億6200万円に上ることが分かった。

八建設の負債は約1億3200万円で、2社合計の負債は約109億円。八建設はHatch Outに連鎖する形で破綻したとみられている。

JC-NETでは9月9日、両社の破産開始決定を報じていた。今回、Hatch Outが2026年1月期に売上高を約67億2600万円まで急拡大させる一方、投資用不動産の販売が想定通り進まず、資金繰りが急速に悪化していたことなど、破綻までの経緯が新たに判明した。

→ 既報:(株)八建設など2社/破産手続き開始決定

 

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Hatch Outと八建設の破産概要

企業名 株式会社Hatch Out 株式会社八建設
従前の所在地 千葉県千葉市中央区 千葉県成田市
主な事業 不動産事業 建設業
破産開始決定 2026年8月31日/大阪地方裁判所
負債 約107億6200万円 約1億3200万円
2社合計 約108億9400万円

「Hatch Out RENT」で千葉市・成田市の賃貸仲介を展開

Hatch Outは2021年9月設立。大阪市で設立された後、千葉市中央区に本社を移し、千葉本社や大阪本店のほか、東京、成田などにも拠点を設けて事業を拡大していた。

不動産事業では、テナントやオフィスビルなどの事業用物件、投資用不動産の売買などを手掛けたほか、賃貸仲介ブランド「Hatch Out RENT」を展開。千葉市や成田市を中心とした賃貸物件の仲介にも取り組んでいた。

不動産情報サイトにも「Hatch Out RENT 千葉本店」「Hatch Out RENT 成田店」として掲載され、成田店では成田駅周辺をはじめ千葉県内の賃貸マンション、アパート、一戸建てなどを取り扱っていた。

売上15億円から67億円へ急拡大

業容は急速に拡大していた。2025年1月期には売上高約15億7659万円を計上。さらに2026年1月期には投資用不動産の売買などを積極化し、売上高は約67億2600万円に達した。

わずか1年で売上規模は4倍を超える水準まで膨らんだことになる。

一方、不動産売買では物件の取得から販売代金を回収するまで多額の資金を必要とする。Hatch Outでは事業規模の拡大とともに資金需要も膨らんでいたとみられるなか、投資用不動産の販売が当初の想定通りに進まなくなった。

投資用不動産の販売停滞で資金繰りが急速に悪化

投資用不動産の販売停滞により資金回収が遅れ、資金繰りは急速に悪化。債務の弁済が困難な状況となり、2026年5月18日付で事業活動を休止し、事後処理を弁護士に一任した。

その後、法的整理へ移行し、8月31日に大阪地裁から破産手続き開始決定を受けた。

最終的に判明した負債は債権者138名に対して約107億6200万円。直近年商約67億2600万円を大きく上回る規模となった。

八建設も連鎖倒産、負債約1億3200万円

同時に破産開始決定を受けた八建設は、2024年3月設立の建設会社。千葉県成田市を拠点として建設業を手掛けていた。

八建設はHatch Outの経営破綻に連鎖する形となり、負債は約1億3200万円。Hatch Outと合わせた2社の負債総額は約108億9400万円に達した。

なお、破産開始決定時点ではHatch Out、八建設とも大阪市天王寺区筆ケ崎町に本店が置かれていたが、Hatch Outは従前、千葉市中央区、八建設は成田市に本店を置いていた。

急成長の裏で膨らんだ資金需要

Hatch Outのケースでは、売上高だけを見ると約15億円から約67億円へ急成長していた。しかし、不動産会社では売上拡大がそのまま資金繰りの安定を意味するとは限らない。

特に投資用不動産の取得・販売では先行する資金負担が大きく、販売期間が長期化すれば資金回収も遅れる。今回の破綻では、急速な業容拡大のなかで投資用不動産の販売が停滞し、資金繰りに行き詰まった経緯が浮かび上がっている。

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