【東京】高級ショコラ「MUNIANKASSHOKU」販売の初入が破産 松屋銀座店は4月末閉店、京都発ブランドの行方は不明
高級チョコレートブランド「MUNIANKASSHOKU(ムニアンカッショク)」の販売事業に関わっていた(株)初入(東京都文京区)が、2026年10月7日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。
同ブランドは京都で2009年に誕生したショコラトリー「牟尼庵」をルーツとし、松屋銀座にも常設店舗を展開していた。しかし、ブランド公式サイトでは松屋銀座店について2026年4月30日をもって閉店すると告知しており、初入の破産開始決定に先立って店舗の営業を終了していた。
初入はMUNIANKASSHOKUの通販サイトに販売事業者として記載されている。一方、京都では「牟尼庵classic」の公式サイトも確認でき、今回の破産をもって関連するブランドや商品がすべて終了したとは断定できない。
京都で2009年に誕生したショコラブランド
MUNIANKASSHOKUは、京都・北白川で2009年に創業したショコラトリー「牟尼庵」を起点とするチョコレートブランドである。
ブランド公式の沿革によると、当初は銀閣寺近くの小さな工房でトリュフ・オ・ショコラなどを製造。2022年にリブランディングし、「MUNIANKASSHOKU」の名称で展開するようになった。
ブランドの主力商品には、石畳をイメージした生チョコレート「パヴェ」、トリュフ、チョコレート羊羹、焼き菓子などがある。京都のショコラ文化を打ち出し、贈答需要にも対応した商品展開を進めていた。
なお、2009年はブランドの起源となる「牟尼庵」の創業年であり、今回破産手続き開始決定を受けた初入の設立年ではない。
松屋銀座店は2026年4月30日に閉店
MUNIANKASSHOKUは、東京・銀座の百貨店「松屋銀座」地下1階に常設店舗を展開していた。
しかし、ブランド公式サイトには「松屋銀座店は2026年4月30日をもって閉店いたします」との告知が掲載されている。
初入が破産手続き開始決定を受けたのは同年10月7日であり、松屋銀座店はその約5カ月前に営業を終了したことになる。
なお、オンライン販売サイト「ぐるすぐり」のMUNIANKASSHOKU販売ページには、会社名として初入が記載され、登記所在地も一致している。このことから、同社がブランド商品の販売事業に関わっていたことが確認できる。
ただし、これらの販売ページには過去の店舗案内や取引情報が残っているため、現在も同社による商品販売が継続していることを意味するものではない。
京都の「牟尼庵classic」は別途販売案内も
ブランドの起源である「牟尼庵」は、2024年に従来のトリュフなどを扱う「牟尼庵classic」の展開も開始している。
「牟尼庵classic」の公式サイトには、京都本店とオンラインショップによる商品の販売案内が掲載されている。
一方、MUNIANKASSHOKUの公式サイトでは、京都の店舗施設について改装中のため利用できないとの案内がある。
両サイトには異なる営業案内が残っており、現在の運営法人や権利関係、商品供給体制、事業承継の有無については確認できない。
そのため、初入の破産手続きと、京都の「牟尼庵classic」の事業・商品販売は区別して捉える必要がある。
10月7日に東京地裁が破産開始決定
初入は2026年10月7日に東京地裁から破産手続き開始決定を受け、濱口文歌弁護士が破産管財人に選任された。
破産債権の届出期限は2026年11月4日、財産状況報告集会などの期日は2027年1月21日午前10時となっている。事件番号は令和8年(フ)第7061号。
同社の法人番号指定日は2020年6月2日。負債総額や直近の売上高、破産に至った詳細な原因については確認できていない。
初入の会社概要
| 法人名 | 株式会社初入 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都文京区 |
| 法人番号 | 1010001209803 |
| 法人番号指定日 | 2020年6月2日 |
| 確認された事業 | チョコレート・洋菓子関連商品の販売 |
| 関連ブランド | MUNIANKASSHOKU(販売事業者として確認) |
| 関連店舗の動き | 松屋銀座店、2026年4月30日閉店 |
| 破産手続き開始決定 | 2026年10月7日・東京地裁 |
| 事件番号 | 令和8年(フ)第7061号 |
| 負債総額 | 確認できず |
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