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アイコン 【栃木】益子焼窯元共販が破産 1966年設立の老舗、益子焼270窯元の販売拠点は別法人が継続


益子焼の販売施設「益子焼窯元共販センター」を運営していた益子焼窯元共販(株)(登記上の商号:益子燒窯元共販(株)、栃木県芳賀郡益子町)が、2026年10月14日、宇都宮地裁から破産手続き開始決定を受けたことが分かった。

同社は1966年設立、資本金3,600万円の老舗陶器販売業者。益子焼の窯元約270社の製品を取り扱い、陶器販売のほか陶芸体験や観光客向けのサービスなどを展開していた。

2026年3月までに事業を停止し、破産申請の準備に入っていた。一方、益子焼の販売などの事業は、別法人の一般社団法人益子笠間観光センターが引き継いでおり、旧施設は新たな運営体制に移行している。

2026年10月31日から開催予定の「第114回益子秋の陶器市」でも、従来の共販テント村は「益子笠間観光センターテント村(旧共販テント村)」として案内されている。

今回破産手続き開始決定を受けたのは旧運営会社であり、現在の益子笠間観光センターを運営する一般社団法人は破産対象ではない。

破産管財人には海老原輝弁護士が選任された。破産債権の届出期限は2026年11月16日、財産状況報告集会などの期日は2027年2月4日午後1時10分となっている。負債総額については確認できていない。

 

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1966年設立、益子焼270窯元の製品を販売

益子焼窯元共販は1966年に設立された陶器販売会社で、栃木県益子町の観光拠点の一つとして知られる「益子焼窯元共販センター」を運営していた。

2026年1月時点のハローワーク求人情報によると、同社の資本金は3,600万円。益子の窯元約270社の製品を販売する事業を展開していた。

益子焼は栃木県益子町を中心に生産される伝統的な陶器で、日常使いの食器から作家による工芸作品まで幅広い製品がある。

同社は窯元や陶芸作家の製品を取り扱う販売拠点として、地域の窯業と観光を結ぶ役割を担っていた。

陶器販売だけでなく、陶芸教室での体験サービスなども手がけ、観光客が益子焼に親しむ機会を提供していた。

同社の2026年1月時点の求人票には従業員9人と記載されているが、破産開始決定時点の従業員数については確認できていない。

2026年3月に事業停止、益子笠間観光センターが事業を承継

益子焼窯元共販は2026年3月までに事業を停止し、破産申請の準備に入っていた。

ただし、旧会社の事業停止に伴い、益子焼販売などの事業は2025年12月に設立された別法人の一般社団法人益子笠間観光センターへ引き継がれている。

新法人の所在地は栃木県芳賀郡益子町で、法人番号は2060005010400。今回破産開始決定を受けた旧会社とは異なる法人となる。

栃木県観光物産協会の公式観光情報サイトでは、2026年7月14日更新の施設情報に「益子笠間観光センター(旧益子焼窯元共販センター)」として掲載されている。

施設は大きな狸の焼き物を目印とする観光スポットで、有名作家の作品から日用食器まで多様な益子焼を取り扱い、食事施設やギャラリー、陶芸教室なども案内されている。

また、新運営法人は2026年9月に陶器・土産物の販売スタッフを募集しており、益子焼販売を中心とする事業の継続が求人情報からも確認できる。

ただし、旧会社から新法人への事業承継について、資産の譲渡価格や契約条件、債務の引き継ぎなどの詳細は確認できていない。

秋の益子陶器市は10月31日から、旧共販テント村も出店予定

益子町では2026年10月31日から11月3日まで「第114回益子秋の陶器市」の開催が予定されている。

陶器市は1966年から開催されている益子町の代表的な観光イベントで、春と秋の年2回、町内各所に陶器販売店や陶芸作家のテントが並ぶ。

今回の秋の陶器市でも、従来「共販テント村」として知られていた会場が、新たに「益子笠間観光センターテント村(旧共販テント村)」の名称で案内されている。

2026年10月23日時点の陶器市公式サイトには、同テント村の出店者情報として38件が掲載されている。

旧運営会社が破産開始決定を受けた一方、陶器市の会場として利用されてきた販売拠点は、別法人のもとで新名称による参加が予定されている。

ただし、秋の陶器市は開催前であり、出店者数や開催内容は今後変更される可能性がある。

旧運営会社が破産、負債総額や破綻原因は未確認

益子焼窯元共販は2026年10月14日、宇都宮地裁から破産手続き開始決定を受けた。事件番号は令和8年(フ)第22号となっている。

2026年3月に事業停止と破産申請準備が明らかになってから、約7カ月後の開始決定となった。

同社の直近の売上高、負債総額、破産に至った詳しい経緯などについては確認できていない。

また、益子笠間観光センターへの事業承継に伴い、旧運営会社の契約や債務がどのように扱われたかについても明らかになっていない。

今回の破産手続きは旧会社の益子焼窯元共販に関するものであり、新運営法人である一般社団法人益子笠間観光センターの破産や、販売施設の閉鎖を意味するものではない。

会社概要

破産した旧運営会社

法人名 益子燒窯元共販株式会社(一般表記:益子焼窯元共販株式会社)
所在地 栃木県芳賀郡益子町
設立 1966年
資本金 3,600万円
主要事業 益子焼・陶器販売、陶芸体験、観光施設運営
法人番号 3060001009610
破産開始決定 2026年10月14日(宇都宮地裁)
負債総額 確認できず

事業を引き継いだ新運営法人(破産対象外)

法人名 一般社団法人益子笠間観光センター
所在地 栃木県芳賀郡益子町
法人番号指定 2025年12月19日
主要事業 益子焼販売、土産物販売、陶芸体験など
運営施設 益子笠間観光センター(旧益子焼窯元共販センター)
法人番号 2060005010400
破産手続き 今回の破産対象外

※今回の破産開始決定は旧法人の益子燒窯元共販株式会社に関するものであり、一般社団法人益子笠間観光センターとは別法人です。

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