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アイコン 【静岡】創業108年のフローリングメーカー佐藤工業が破産 2025年4月に値上げ、7月に製造終了


静岡県島田市のフローリング材メーカー「佐藤工業(株)」(法人番号2080001013396)が、9月29日に静岡地裁から破産手続開始決定を受けた。破産管財人には洞江秀弁護士が選任された。事件番号は令和8年(フ)第544号。

同社は1918年(大正7年)創業の老舗木材加工業者。無垢フローリングや複合フローリングの製造、床工事などを展開していたが、2025年7月25日に製造事業を終了していた。創業108年を迎えた2026年、破産手続開始決定を受けることとなった。

 

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1918年創業、製材からフローリングの一貫生産体制を構築

同社は1918年6月、静岡市で木工業として創業。1937年に現在の島田市金谷地区に製材工場を設け、1955年7月に佐藤製材(株)として法人化した。

1959年にフローリングボード、1963年にはフローリングブロックの製造を開始。製材・乾燥から加工・塗装までを自社工場で行う一貫生産体制を構築し、無垢フローリングや複合フローリング、住宅用部材などを製造してきた。

床暖房対応の無垢フローリングにも早くから取り組み、学校や文化施設、住宅、商業施設など幅広い用途に製品を供給。公式サイトでは宮内庁関連施設や美術館への採用実績も紹介していた。

床工事の施工部門も備え、製品の製造だけでなく施工まで対応。指定寸法や塗装色、地域産材を用いたOEM製造にも取り組んでいた。公表されている資本金は8,250万円。

2025年4月に価格改定、3カ月後に製造終了

経営環境が厳しさを増すなか、同社は2025年4月2日、フローリング製品などの価格改定を発表した。

木材原料や接着剤、塗料などの調達コストに加え、外国為替の影響や人件費の上昇が重なり、製品品質を維持しながら従来価格で安定供給を続けることが困難になったと説明。4月10日受注分から単層フローリング、複合フローリング、住宅部材などの販売価格を改定した。

しかし、それから約3カ月後の7月30日には、同月25日をもって製造事業を終了したことを公表。継続的な製造体制の維持が困難になったとして、製品供給の終了を取引先に通知した。

同年8月には、7月25日付で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任したことも明らかになっていた。

製造終了から約1年2カ月、破産手続開始決定

価格改定による対応を図ったものの、製造体制の維持はできず、2025年7月に事業を停止。2026年9月29日、静岡地裁から破産手続開始決定を受けた。

同社が2025年4月に公表した原材料費や人件費の上昇は、製品価格の改定理由として確認できる。一方、破産に至る資金繰りの全容や直近の業績、負債総額については確認できていない。

破産債権の届出期限は2026年11月24日。財産状況報告集会などの期日は同年12月22日午前11時30分となっている。

 

 

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