ファッションビル「マルイ」を展開している丸井グループは、新コロナで客足が激減する中、通販に押されていることもあり、静岡市にある「静岡マルイ」を来年3月下旬に、東京 池袋にある「池袋マルイ」を来年8月に閉店することを決めた。丸井グループにとって池袋マルイは1952年に開業し、丸井グループの中では中野、新宿に続く3番目に古い店舗で、1977年に現在地に移転して営業を続けてきたが、新たに進出してきた周辺の商業施設などとの競合により、売上低迷が続き、建物も老朽化し、所有者が建て替えを検討していることから閉店を決めたという。
「静岡モディ」に集約
静岡マルイは1969年開業、1995年に増設し、2016年から「静岡マルイ」と「静岡モディ」の2館で営業を続けてきた。静岡マルイの閉店後は売場を「静岡モディ」に集約し効率化を図るとしている。
池袋マルイと静岡マルイの2店舗で働く計100人の社員は、他の店舗などへの配置転換を予定しているという。
丸井グループは、今年に入って川越市と京都市の店舗も相次いで閉店している。