ブリヂストン化成品の四国、岐阜、御殿場の3工場閉鎖へ
ブリヂストンは、中期事業計画(2021~23)において、グローバルすべての地域、領域を対象とした経費・コスト構造改革を進めている。
経費・コスト構造改革とプレミアムビジネス戦略の推進からなる「稼ぐ力の再構築」をベースに、戦略的成長投資を進め、環境変化に対応しながら着実に成長する“強い”ブリヂストンへの変革を目指す。
その一環として、グループ会社であるブリヂストン化成品(BDCP)で生産されている高機能化成品の製造拠点を下表のとおり集約することを決定した。
現行の9工場体制から6工場に集約し3工場を閉鎖する。
集約前(現在):9ヶ所 :北関東、戸塚、小牧、三重、吉田、鳥栖、四国、岐阜、御殿場
集約後:6ヶ所:北関東、戸塚、小牧、三重、吉田、鳥栖。
閉鎖 :四国(香川・三木町)、岐阜(安八町)、御殿場の3工場
ブリヂストンはフランス・ベチューン工場工場を閉鎖すると発表して一悶着あっていたが今年3月閉鎖で合意している。
ブリヂストンはこれまでに、
米子会社の建材部門を売却、中国では合成ゴム事業を再編、コンベアベルト事業からの撤退など発表している。
中国や韓国などが世界で安価なタイヤで攻勢をかけており、枕を高くして眠れない状況、韓国製などは日本から技術移転し、ブーメランにより今では日本企業を苦しめている。
同社も半導体不足による自動車販売台数元の影響を受けている。
ただ、自動車メーカーは半導体不足による販売台数減による利益への影響を最小限にするため、高額車の生産を優先させ、利益を捻出しており、同社のタイヤも高級仕様タイヤが売れているものと思われる。
タイヤに安住していたら、車はいずれ空飛ぶ時代に入る。
スクロール→
連結/百万円 |
18/12期 |
19/12期 |
20/12期 |
21/12予 |
会計方式 |
日本方式 |
IFRS基準 |
||
売上高 |
3,650,111 |
3,525,600 |
2,994,524 |
3,320,000 |
営業利益 |
402,732 |
326,098 |
64,114 |
360,000 |
同率 |
11.0% |
9.2% |
2.1% |
10.8% |
経常利益 |
381,132 |
316,823 |
29,266 |
|
親帰属益 |
291,642 |
292,598 |
-23,301 |
325,000 |
総資産 |
3,863,699 |
3,946,505 |
4,189,327 |
|
自己資本 |
2,378,512 |
2,288,439 |
2,149,958 |
|
資本金 |
126,354 |
126,354 |
126,354 |
|
有利子負債 |
379,623 |
519,690 |
706,038 |
|
自己資本率 |
61.6% |
58.0% |
51.3% |
|