ビットコインのドル相場は27日38,990ドルから12時には一旦37,152ドルまで下げたものの、23時には40,392ドルまで上げた。しかし、その後は下げ、28日午前5時台には38,647ドルまで下げている。
こうした状態が25日から27日にかけても生じており、4万ドルの攻防が続いている。
24日には31350ドルまで下げたことから、戻り売りが今後も続くものと見られる。ただ、仮想通貨は今回の暴落で各国の金融当局も目を光らせており、更なる規制強化でも打ち出されればわからない脆弱性を有している。テスラのイーロン・マスク氏のツイッター砲で極度に上がったり下がったりでは信用性もまだまだリスク資産として脆弱性を抱えたものになっている。
NY株式市場が上がれば、注目は株式市場に移り、仮想通貨も上昇しやすくなると見られるが、株式市場は新コロナ経済対策の財政投資でインフレ懸念が指摘され、4月から株価も34000ドル前後で膠着状態、そうした株式市場の軍資金が仮想通貨に流入し上昇したものの、マスク氏の砲撃や中国・米国の規制強化で失楽、今後、しばらくは小幅で上げ下げを繰り返すものと見られる。