国内最大のツルの越冬地がある出水市の養鶏場でニワトリが死んでいるのが見つかり、PCR検査で鳥インフルエンザウイルスの陽性が確認された。県はこの農場でニワトリを殺処分した。
鳥インフルエンザが確認されたのは、出水市平和町の採卵農場。
12日に複数のニワトリが死んでいると通報があり、遺伝子検査したところ、病原性が高いH5亜型の鳥インフルエンザウイルスが検出され、陽性と確定した。
秋田に次いで今シーズン国内2例目の農場での発生で、県は午前5時ごろから、この農場で飼育されている3万8500羽の殺処分を始めた。
農場から半径3キロ圏内は移動制限区域となり、23の農場でニワトリや卵の出荷と移動禁止。県は対象となる農場で抗体検査などを行い、感染がないかを調べている。
また、3キロから10キロ圏内の96農場では、区域外への搬出禁止。