6月の自動車販売台数は、上海の新コロナロックダウンにより、部品調達が滞り、生産調整している各国のメーカーが多い。半導体はやっと不足が解消されてきている。ただ、新コロナもBA・5型が猛威を奮い出しており、0コロナ策の中国も含めどうなるか予断を許さない。
半導体の供給が充足されても、システム半導体とメモリ半導体などを1つのパッケージに納めることから、そのパッケージ化を行うセットメーカーは東南アジアに多く、今後の感染拡大の影響も懸念される。
以前、マレーシアのセットメーカーが同国のロックダウンで世界への供給量が一時激減し、半導体不足に拍車をかけていた。
そうした半導体や部品などによる生産停滞を除けば、経済低迷下の中国が販売台数で一番減少率が低くなっている。