アイコン 米IIHSの安全基準は大丈夫か 何か変 ○○○か


現代自動車は米国高速道路安全保険協会(IIHS)が6月30日に発表した衝突評価で、「アイオニック5」が最高等級の「Top Safety Pick+(TSP+)」を獲得したと明らかにした。

「アイオニック5」は、現代自動車のEVブランド、アイオニック初のモデルであると同時に、現代自動車グループのRV専用プラットフォームのE-GMPを初めて適用した車両で、世界で最も厳格な自動車安全性評価され、最高安全性を立証したという点で意味がある。

IIHSは1959年に設立された非営利団体で、毎年、米国市場に発売された車両の衝突安全性能や衝突予防性能を総合的に評価し、結果を発表する。
最高の安全性を示した車両にはTSP+等級を、良好な水準の成績を出した車両にはTSP等級を付ける。

「アイオニック5」は、6つの衝突安全項目の評価で、全て最高等級を受けたのはもちろん、前方衝突防止システム評価でも、最高等級である「卓越(superior)」等級を獲得した。
以上、

 

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衝突火災事故
6月4日、韓国釜山市内の高速道路料金所で、EV-「アイオニック5」が、料金所のトールゲートに衝突し炎上、運転手含め搭乗者の2人が死亡した。
消防当局によると、車体の破損状況や監視カメラ映像などから、通常、死亡するような衝突事故ではないとの見方がなされている。料金所であり、スピードもかなり落としていたものと見られ、死亡はEV特有の衝突火災によるものと見られている。

大量に積んだEV用電池は、過度な衝撃が加われば、熱暴走を遮断しているセパレータが破壊され、瞬く間(2~3秒)に、電池部分が800度まで上昇し、一瞬にして火災を引き起こし、車内に燃え広がったものと見られている。
脱出には衝突のショックもあり搭乗者は逃げ遅れ、瞬時に燃え広がった炎に包まれ死亡したと見られている。

5年前、テスラもこうした火災事故が発生し、電池の配置や衝突時の安全性をキープするため、試行錯誤して現在の電池仕様と電池の保護カバー、配置にしている。
それでも中国では、テスラ車も電池に起因したと見られる火災を発生させている。

通常ならばEV火災でも脱出できるが、衝突事故の場合、シートベルトもしており、脱出が手遅れになるリスクが高い。
こうした事故の検証なく、米IIHSがTSP+を選定していたとしたら、単なるメクラ判か、何かの力が作用しているとしか思われない。

EVなど車両火災では、今後、超高感度の熱センサによりシートベルトが外れる装置が必要かもしれない。ハンドルなどに取り付けた電子ボタンをプッシュすれば解除できる装置でも有効だろう。

自動車事故の多い米国でもEV炎上事故は発生しているはずであるが、普及を最優先しているためか環境派ばかりの米大手メディアにあり取り上げていないようだ。
当衝突死亡事故について、IIHSはどう見ているのだろうか。
ここ数年、米国やドイツではガソリンの臭いの代わりに生臭い銭の匂いがプンプンしているようだ。ヒトほど信用にならない生き物はいない。


 

[ 2022年7月 5日 ]

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