仮想通貨が証券市場のダッチロール相場に再び上昇に転じている。底ね探しの揉みあい期間が長かっただけにどこまで本格反騰するのかわからないが、1月だけを見た場合4割も上昇している(ドル40%、円は38.6%)。
NY市場はダウ平均が34000ドル台から小さな上下運動しかしておらず、2月1日もFOMCの0.25%引き上げて4.75%になったものの、小幅上昇として大きく動くと見られたが、すでに織り込み済みのようで6.92ドルの上昇にとどまり34,092ドルで終了している。
証券市場が上下運動を活発化させない限り、一方的に上昇し、一方通行の下落がある仮想通貨の上昇局面に妙味があり、下値も見合いが長かっただけに今回、証券市場の投資家の資金が流れ込んだと見られる。
ただ、こうした投資家は、仮想通貨の企業の不正や経営破たん、マネーロンダリング問題もあり、規制強化の動きにリスクを抱えることはしない。
BTC円はBTCドル相場に連動するものの対ドル円の為替にも連動し、円でのBTC相場は異なる。