アイコン トヨタ シェンタ・クラウン等計29万台のリコール

Posted:[ 2023年4月 7日 ]

トヨタは6日、次の2つのリコールを国交省に届け出た。
(Ⅰ)のリコール案件
1、不具合の部位(部品名): 始動装置(スタータ)

2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
スタータにおいて、スルーボルトの締付指示が不適切なため、経年で当該ボルトが緩み、構成部品の位置がずれてスタータの出力が不足することがある。そのため、そのまま使用を続けると、エンジン始動不能となり、その状態で始動操作を繰返すとスタータが過熱し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

 



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3、改善措置の内容:全車両、スタータを点検し、スルーボルトの緩みがない場合は増締めを行う。
スルーボルトの緩みが認められる場合はスタータを対策品に、スタータリレーを新品に交換する。また、構成部品の位置ずれが認められる場合は電気配線も新品に交換する。

4、不具合件数:13件/事故の有無:火災2件

5、対象車両:計5型式・計5車種
「シエンタ」「ポルテ」「スペイド」「カローラ アクシオ」カローラ フィールダー」

6、リコール台数:合計で234,787台

7、製造期間:2015年2月~2017年8月


(Ⅱ)のリコール案件
1、不具合の部位(部品名):
①灯火装置(前照灯用制御コンピュータ)
②座席ベルト(バックル取付部)
③走行装置(ディスクホイール)

2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
①運転支援装置のAHS※において、制御プログラムが不適切なため、走行用前
照灯(ハイビーム)が自動消灯の直後に再点灯する場合、配光制御ができなく
なることがある。そのため、警告メッセージが表示し、ハイビームが点灯しな
くなるおそれがある。
 ※アダプティブハイビームシステム:周辺環境と運転状況に応じて、ハイビームの
配光を制御し、前方視界確保を補助するシステム

②後部左用座席ベルトのバックルにおいて、保持構造が不適切なため、座席内部に落ち込んで座席リクライニングができなくなることがある。その状態でリクライニング操作を行うと、バックルが損傷して当該座席ベルトが正しくロックできず、最悪の場合、走行中にベルトが外れるおそれがある。
③スチール製ディスクホイールにおいて、プレス設備の管理が不適切なため、デ
ィスクが形状不良となり、リムとの溶接強度が不足しているものがある。そのため、溶接部に亀裂が生じ、最悪の場合、ディスクホイールが破損するおそれがある。

3、改善措置の内容:
①全車両、前照灯用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正する。
②全車両、バックル取付部の保持用バンドを対策品に、バックルを新品に交換する。
③全車両、ディスクホイールの製造番号を点検し、該当する場合は良品と交換する。

4、不具合件数:①81件 ②5件 ③0件 /事故の有無:①②③無し
5、対象車両:8型式、2車種 シェンタ、クラウン
6、対象車両台数:56,405台
①52,502台、
②16,194台、
③1,833台
7、製造期間:2022年6月~2023年1月まで

 

 


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