アイコン フォード トルコでSK捨てLGと組む


米フォードと韓国のLGエネソルは、現地トルコの投資持株会社コチHD-ASと3社で合弁会社を設立し、アンカラ近郊のバシュケントにEV用バッテリーセル工場を建設することで合意した。
世界第2位の EV 市場である欧州の商用EV向けに市場開拓をはかる。

フォード+LG エネソルの当工場は、年間25GWhを生産する予定で、生産能力は最大45GWhまで拡張される可能性があるという。
 
フォードは2035年までに、この地域でバンと乗用車の全電動車両に加えて、新しいゼロ エミッション車を提供する計画。3ギガビットEVをヨーロッパに投入する予定。

世界第2位の EV バッテリ メーカーである LG Energy(LGエネソル) は、トルコのプロジェクトを通じ、欧州のEV市場での存在感を拡大することを目指す。
以上、

昨年・2022年にフォードはSKonと合弁してトルコでEV用バッテリー工場を建設することで合意していた。しかし、先日、合意が白紙になったと報道されていた。
その裏で、フォードはLGと交渉していたことが明々白々となっている。米国流傲慢さ沸騰。

 

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フォーとにおけるSKonバッテリーの問題は1月から燻っており、その対策がSKonにおいて後手後手で、フォードがSKonを見限った可能性もある。
フォードのデトロイト近郊の本社工場で生産しているEVピックアップトラック「F-150ライトニング」のバッテリーは、現在、SKonが納品している。そのバッテリーに問題が2つ以上表面化している。その一つは火災問題であり、フォードは一時生産停止に追い込まれており、激怒しているようだ。
そうした中、フォードは、本社工場近くに中国のCATLからライセンス供与を受け、フォードが全額出資して、コバルトフリーのLFP方式のEV用バッテリー工場を建設すると発表。
SKonのバッテリーは3元系でLFP方式より2~3割高く、安全性もLFP方式より劣る。1充電400キロ前後ではLFP方式に分がある。
SKはついていない。
SKハイニックスは、インテルから1兆円あまりで中国大連のNAND工場を購入、しかし、昨年10月の米国の対中制裁で、最新半導体製造装置が大連工場に設置できなくなった。何とか、設置できるように外資系には1年間猶予期間が設けられたが、1年過ぎれば、ハードルが非常に高いとされる米国の承認を個別に受ける必要がある。
当大連工場の買収も足元を見られたのか、intel側の条件を丸呑みして購入していた。
SKは米国絡みではお払いが必要なようだ。
世界経済が、職業政治家の政治に翻弄されグローバル化からブロック化への移行が確実視されている。ブロック化はインフレを引き起こす。現在、米国は中国からモノを輸入しない限り、米経済は成立しない関係、米中はチンクソ関係の中、米中貿易戦争を繰り広げている。

[ 2023年2月23日 ]

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