フロリダ州知事デサンティスが、今秋のアメリカ大統領選挙への立候補を撤退するという発表がありました。これにより、共和党の大統領候補者選定は、トランプ前大統領とヘイリー元国連大使の二者に絞られ、第二次の争いが迫ったニューハンプシャー州の予備選挙において、どのような影響が生じるかが注目されています。

デサンティス氏は、自身のソーシャルメディアアカウントを通じて、ビデオメッセージを発表し、選挙戦からの撤退を表明しました。彼は共和党の有権者の大半が再びトランプ氏にチャンスを与えたいと考えていると指摘し、トランプ前大統領のサポートを明確に示しました。

この撤退により、共和党の大統領候補者選定はトランプ氏とヘイリー氏の対決となり、ニューハンプシャー州の予備選挙において、双方の支持率が焦点となります。現在の支持率では、トランプ氏が優位に立ち、ヘイリー氏はその後を追っています。

トランプ陣営はデサンティス氏の撤退に対し、彼を含む多くの前大統領候補からの支持を受け、バイデン大統領を打倒する決意を表明しました。一方で、ヘイリー氏はトランプ氏との対決姿勢を改めて示し、ニューハンプシャー州の予備選挙において勝利を目指しています。これらの展開が、選挙戦における大きな転機となる可能性が高まっています。