アイコン 中国 時速1000キロのハイパーチューブリニア線実験成功、2キロのテストコース

Posted:[ 2024年9月19日 ]

中国が開発中の「新型超高速磁気浮上式輸送システム・T-flight」が、このほど山西省大同市陽高県の2キロの試験コースで試運転に合格した。実証実験に成功したことで、この列車は市場にまた一歩近づいたことになる。

 この輸送システムの設計最高速度は時速1000キロ、現在の高速鉄道の約3倍、飛行機よりも速い。運行が開始されれば、北京-上海間は約1000キロ離れており、所要時間は約1時間に短縮される。

 これは、現在北京-上海間を結ぶ最速の鉄道の所要時間(4時間18分)の数分の一で、約2時間かかる飛行機の所要時間の半分。山西省太原市で9月11日に開催された「中国(太原)国際エネルギー産業博覧会2024」で、中国航天科工集团(CASIC)磁懸浮与電磁推進技術総体部の技術員が、「社会経済の発展が進むにつれ、より速く、より快適な交通機関に対するニーズはますます高まっている。『T-flight』は、中国の中核都市の間に 『1時間の経済圏』を形成する役割を果たし、高速鉄道、民間航空、その他の交通手段とともに、国内の総合的な『3次元交通ネットワーク』を形成するでしょう」と説明した。

 



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この超高速輸送は、低真空チューブと磁気浮上システムで構成され、まるで「地上の飛行機」とも言える画期的な技術によって実現している。
 チューブから空気を抜いて低真空環境を作ることで、列車は空気抵抗を最小限に抑えて運行することができる。
同時に、磁気浮上技術で車両と走行トラックが接触しないようにし、摩擦抵抗をさらに減らす。
このように真空技術と磁気浮上技術を組み合わせることで、車両の速度が向上し、騒音や振動も減少するという。

 このプロジェクトで使用される超伝導磁気浮上技術は、車両を走行トラックから100ミリ浮かすことができ、現在中国で運行中の磁気浮上式鉄道の10ミリ浮上と比較して、速度と安定性を高めることができるという。

 このプロジェクトは2021年9月の開始以来、大きな進展を見せている。大同市陽高県で最近行われたテストでは、走行チューブ内を2キロにわたって低真空環境にした。そして車両は設計ルートに沿って出発、安定した浮上を維持しながら、安全に停止した。

 同集団は「最高速度と浮上の高さは事前の設定値を満たし、全てのシステムが正常に作動し、実際の軌道は理論値とよく一致した」と発表している。
以上、

日本はリニア新幹線は、1977年に宮崎県に実験路線7キロを開設して試験を繰り返し、1996年には山梨県に実験路線18.4キロを開設し、現在は42.8キロに延長、 営業運転レベルで試験走行を繰り返している。
日本の場合、リニア新幹線に見られるように実験開始から50年経過してもいまだ市場投入されていない。日本の政府や官庁は、縄文時代から悪しき体質は変わっていないようだ。

ハイパーチューブリニア新幹線ともなれば、日本での営業は2100年代になろうが、人口は半減しており、紙切ればかり残り、開発自体そのものが頓挫している可能性が高い。
中国は日本と比べ、鈍行の電車とハイパーチューブリニア新幹線との違いほど、そのスピード感がまったく異なる。


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