韓国の8月の青年層(15~29歳)の雇用率と雇用数は、前年同月比▲0.3ポイント、▲14万2千人減少して46.7%で就業者数は378万9千人だった。青年層の雇用率は5月から4ヶ月連続して低下している。
少子化により層が薄くなった青年層の雇用率は、通常、争奪戦で上昇するものだが、韓国はインフレ退治と為替防衛のための金利高により内需不振に陥っており、また、中国の内需不況と中国製造2025により内製化の拡大に半導体など一部を除けば輸出も不振、失業率は低下しても内需拡大には程遠いものとなっている。
<ただ休む青年人口増加>
韓国KBS放送はさらに「3年以上働いていない若者のうち、求職活動もせず、ただ家で休んでいる若者が8万人に達することが分かった」と報じている。
記事によると、最終学校卒業(修了・中退含む)後に3年以上働いていない青年層は5月時点で23万8千人に上り、2022年以降で最も多かった。
このうち主な活動として、「家などでただ時間を過ごした」と回答した若者は8万2千人(34.2%)だった。
3年以上働いていない若者の約3分の1は、就職試験の準備や求職活動をしていないことを意味する。
3年以上働いていない若者のうち、「ただ家で休んでいた」若者は
2021年の9万6千人
2022年は8万4千人、
2023年は8万人に減少、
2024年の今年は8万2千人と増加に転じている。
3年以上働いていない若者のうち、
「就職関連の試験の準備をした」との回答は28.9%(6万9千人)、
「育児・家事をした」との回答は14.8%(3万5千人)、
「進学の準備をした」との回答は4.6%(1万1千人)だった。
(合計は11万5千人・・・複数回答)
<就職断念者数の増加>
また、就職を希望しているが賃金水準など条件に合う就職先が見つからず、就職をあきらめた「青年層求職断念者」も増加している。
1~5月の月平均は12万179人で前年同期の10万8525人より1万人以上増加している。求職断念者全体の38万7千人のうち青年層が占める割合は31.1%だった。
「ただ休む」という統計は過去最高を記録している。
これは、経済活動人口調査で非経済活動人口の中で、病気や障害がないものの「ただ休んでいた」と回答した健常者を指す。
8月には前年同月比24万5千人増の256万7千人となり、8月の統計としては過去最多。
特に60歳以上(60~64歳)の高齢者層では14万5千人、率にして15%増加し、20代でも5万4千人、率にして14%も増加、増加は全ての年齢層に表れている。
「ただ休む」の20代と30代の合計人口は74万7千人となり、2021年1月の74万1千人を超え過去最多となっている。
以上、
過去の経験から、卒業して一旦就職しても、友人らと付き合う中で、派手さを求めるようになり、半年内・1年以内の退職者が多発する。
こうした中で、消費・サービス産業などでこうした離職者を吸収できれば問題ないが、不景気だと求人数や条件に見合う就職先は大幅に減り、結果、「ただ休む人」が増加しているようだ。
韓国の場合、親は子に対して教育熱心、過度の期待を担わされており、競争社会にギャップも大きく、財閥企業や大企業の門戸は狭く落ち込みやすい環境にある。
K-POPPは全盛、華やかな面が身近に感じられるほど満開状態、しかし、そうした人たちも長い練習生時代を超えて表舞台に立ち、そこでも成功する人たちはほんの僅かでもある。しかし、そうした人たちに身近にいれば、華やかな生活が尾ひれかをついて拡散され、それに感化され、離職者を多く発生させ、「ただ休む人」も増産させる結果となる。感化・迎合しやすい国民性にもそうした一面があると見られる。
消費減退(=内需不振)は不動産ローンなどの金利高が家計負債を直撃しているもの。また。中国の内製化の進行により、韓国企業には産業構造の変化がもたらされているもの。
スクロール→
|
韓国
|
失業率
|
若年失業率
|
GDP
|
小売販売額
|
|
|
四半期
|
前年比
|
|
22/1.
|
3.6
|
5.7
|
|
5.3
|
|
22/2.
|
2.7
|
6.7
|
|
0.3
|
|
22/3.
|
2.7
|
7.0
|
3.5
|
2.2
|
|
22/4.
|
2.7
|
7.4
|
|
0.5
|
|
22/5.
|
2.8
|
7.2
|
|
0.6
|
|
22/6.
|
2.9
|
6.9
|
3.0
|
-1.5
|
|
22/7.
|
2.9
|
6.8
|
|
-2.2
|
|
22/8.
|
2.5
|
5.4
|
|
1.9
|
|
22/9.
|
2.8
|
6.1
|
3.4
|
-2.5
|
|
22/10.
|
2.8
|
5.6
|
|
-1.5
|
|
22/11.
|
2.9
|
5.7
|
|
-2.3
|
|
22/12.
|
3.1
|
5.2
|
1.1
|
-3.1
|
|
23/1.
|
2.9
|
5.9
|
|
-1.7
|
|
23/2.
|
2.6
|
7.0
|
|
0.4
|
|
23/3.
|
2.7
|
7.1
|
1.1
|
0.1
|
|
23/4.
|
2.6
|
6.4
|
|
-1.4
|
|
23/5.
|
2.5
|
5.8
|
|
-0.6
|
|
23/6.
|
2.6
|
6.3
|
1.0
|
1.5
|
|
23/7.
|
2.8
|
6.0
|
|
-1.7
|
|
23/8.
|
2.4
|
4.5
|
|
-4.7
|
|
23/9.
|
2.6
|
5.2
|
1.4
|
-2.0
|
|
23/10.
|
2.5
|
5.1
|
|
-4.4
|
|
23/11.
|
2.8
|
5.3
|
|
-0.1
|
|
23/12.
|
3.2
|
5.5
|
2.1
|
-0.7
|
|
24/1.
|
3.0
|
5.9
|
|
-2.1
|
|
24/2.
|
2.6
|
6.3
|
|
0.8
|
|
24/3.
|
2.8
|
6.4
|
3.3
|
-3.4
|
|
24/4.
|
2.8
|
6.8
|
|
-2.2
|
|
24/5.
|
2.8
|
6.7
|
|
-3.1
|
|
24/6.
|
2.8
|
6.1
|
2.3
|
-3.6
|
|
24/7.
|
2.5
|
5.5
|
|
-2.1
|
|
24/8.
|
2.4
|
4.1
|
|
未
|