令和7年3月3日分の破産・倒産情報、破産・小口倒産一覧を掲載します。
前回、令和7年2月28日分の掲載倒産記事数は41件でした。
【国内景気の最新動向:回復の兆しか、足踏みか】日本経済は回復基調にあるものの、足元では不透明感が強まっている。1月の実質GDP成長率は年率換算でプラスを維持したが、個人消費の伸び悩みが依然として重荷だ。企業の設備投資は底堅く推移するものの、中国経済の減速や米国の利上げ動向が輸出に影を落としている。特に半導体や自動車関連の需要鈍化が懸念材料だ。一方で、インバウンド消費や都市部の再開発は堅調で、一部の業種では人手不足が深刻化している。賃上げ機運の高まりが消費回復につながるかが焦点となる。政府の追加経済対策の効果も注視されるが、財政規律とのバランスが問われる。国内景気は「回復の踊り場」に差し掛かっているのか、それとも減速へ向かうのか。春闘の賃上げ率や企業業績の動向が、今後の行方を左右しそうだ。