アイコン ミネベアミツミ、インドに新工場 四輪・二輪向け部品の供給力を約1.2倍に増強

Posted:[ 2025年7月18日 ]

成長著しいインド市場に照準、グローバル競争を見据えた供給網の再構築も視野に

精密部品メーカーのミネベアミツミ(本社:長野県)は、インド事業のさらなる強化に向け、グループ会社ミネベア アクセスソリューションズ(MAS)の新工場をインド・カルナタカ州に新設する。四輪・二輪車向け部品の需要拡大に対応し、グループ全体の供給能力を現状比で約1.2倍に引き上げる計画だ。

新工場はバンガロール市内のPeenya工業団地に設置。延床面積は約3,400平方メートルで、2025年に内装工事に着手、2026年の稼働開始を見込む。投資総額は2031年までに約10億円。二輪車向けを中心に、現地需要の高いモビリティ関連部品の生産拠点として活用される。



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ミネベアミツミは2013年からインドで事業を展開。現在は航空機、自動車、計測機器向け製品などを7拠点で製造・販売している。来年2月には、同州にて航空機用エンジン部品を手がけるMach Aero Components(MACPL)の第3工場も稼働を予定しており、グループ全体で現地強化を進めている。

今回の新工場設立は、単なる現地需要への対応にとどまらず、グローバルサプライチェーンの再構築という観点からも注目される。世界的な地政学リスクの高まりや、サプライ網の分散化ニーズが強まる中、日本発の製造業が成長市場であるインドに生産拠点を増強する動きは今後も加速する可能性がある。

MASは1962年、宮崎県で創業したスイッチ・ロックメーカーで、2023年にミネベアミツミグループ入り。現在では四輪・二輪車向けを中心に、セーフティ&セキュリティー関連製品を開発・製造する。高い内製率と技術力を武器に、完成車メーカーの信頼を得ており、新工場でも高品質な製品の供給が期待される。

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インドは今や、世界最大の二輪市場、そして自動車の生産・輸出台としても存在感を増している。今回のミネベアミツミの動きは、単なる「コスト目的の海外生産」ではなく、"現地を拠点にグローバル供給の一翼を担う"という戦略的な転換点といえる。特に今後のEVシフトを見据えた部品メーカー各社にとって、インドのプレゼンスは無視できないものになっている。


 

 

 


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