アイコン 日産と鴻海がEV協業を検討 追浜工場に"復活の道"なるか?


経営再建中の日産自動車が、台湾の電子機器大手・鴻海精密工業(フォックスコン)と電気自動車(EV)分野での協業を検討していることが明らかになった。複数の関係者によると、神奈川県横須賀市の追浜工場を活用し、鴻海ブランドのEVを生産する案が浮上しているという。

 

追浜工場で鴻海のEV生産? 日本の完成車工場が“ファウンドリ化”の可能性

追浜工場は日産のEV戦略の中核を担ってきた拠点で、代表的な電気自動車「リーフ」などを生産してきた。しかし業績悪化に伴い、生産縮小や閉鎖の可能性も取り沙汰されていた。
そこに、EV市場への本格参入を進める鴻海が生産パートナーとして浮上した形だ。実現すれば、日産が他社ブランドのEVを国内で生産するという、日本の自動車業界では前例の少ないモデルとなる。

鴻海はEV用の共通プラットフォーム「MIH」をベースに、2027年までに日本市場へEVを投入する方針を打ち出しており、信頼性と品質面で“日本製”の技術力に期待を寄せている。

 

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雇用維持と地域経済に明るい兆し

この協業案が進めば、追浜工場の閉鎖は回避され、約1,000人規模の雇用維持が見込まれる。さらに、地域経済やサプライチェーンの安定にも寄与する可能性が高い。
単なる「延命策」ではなく、EVシフトという大転換の中での実利ある再活用策と見る向きもある。

 

垂直統合から水平連携へ 日本の製造業モデルに変化の兆し

日産と鴻海の協業が実現すれば、それは日本の自動車メーカーが、従来の“垂直統合型”モデルから、「ファウンドリ型」「水平連携」へのシフトを模索する動きの一環ともいえる。
これは、かつての電子機器業界で起きた構造転換と同様、グローバル化とEVという技術革新がもたらす地殻変動だ。

 

▼まとめ

日産と鴻海によるEV協業の検討は、企業再建の一環にとどまらず、日本の製造業モデルやEV戦略の今後を占う上でも注目すべき動きだ。
追浜工場が再び活気を取り戻すのか、それとも日本の自動車業界に新たな風を吹き込む起点となるのか――。今後の正式発表が待たれる。


 

 

[ 2025年7月 7日 ]
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