雑貨店「ヴィレッジヴァンガード」を展開するヴィレッジヴァンガードコーポレーションが、減収ながらも営業黒字に転じた。中間期決算では、売上高が落ち込む一方、販管費削減が奏功し、営業利益は1億6,700万円を確保。売上総利益率も改善し、収益の質が明確に変化している。
ヴィレッジヴァンガード、黒字転換の裏側 「縮小再建」で再生は軌道に乗るか
Posted:[ 2026年1月14日 ]
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背景にあるのは、痛みを伴う構造改革だ。同社は全店舗の約3割にあたる81店舗を閉鎖する方針を打ち出し、不採算店の整理を進めている。かつて「遊べる書店」としてサブカル市場を席巻したが、ECの台頭や消費行動の変化で実店舗モデルは限界を迎えていた。直近期に最終赤字42億円を計上した事実が、その厳しさを物語る。
今回の黒字転換は、成長路線への回帰というより「生き残りを賭けた縮小再建」の第一歩といえる。問われるのは、店舗削減後に残る店の競争力だ。独自性を磨き直し、利益を安定的に積み上げられるか。ヴィレッジヴァンガードの再生は、実店舗小売の将来像を映す試金石となりそうだ。