アイコン 協和キリン、2025年12月期第3四半期は減収減益 北米・EMEAは好調もAPAC事業再編で影響


協和キリンが発表した2025年12月期第3四半期(1~9月)の連結決算は、売上収益が3,495億円(前年同期比▲3.7%)、コア営業利益が620億円(▲16.7%)、親会社帰属四半期利益は326億円(▲41.7%)となり、減収減益となった。北米とEMEA地域では戦略品が好調だったものの、APAC事業の再編や薬価引下げの影響が大きく、全体の業績を押し下げた形だ。

地域別では、日本が897億円(▲8.5%)とドボベットの販売終了や薬価改定の影響で減収。北米はCrysvitaやPoteligeoが伸び、1,299億円(+8.2%)と堅調に推移した。EMEAは624億円(▲5.1%)、その他地域は675億円(▲14.5%)と、APAC再編による収益減少が影響した。

 

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製品別では、クリースビータ(+18.3%)、ダーブロック(+22.2%)、フォゼベル(+103.8%)が成長を牽引。ジーラスタは後発品や薬価改定で10%超減少した。北米ではCrysvitaとPoteligeoが、欧州では遺伝子治療薬Libmeldyの販売拡大が目立った。

キャッシュ・フローでは、営業CFが696億円と前年同期並み。投資CFは▲416億円、財務CFは▲336億円といずれも前年より縮小し、期末現金は2,402億円となった。配当として309億円を支払った。

研究開発(R&D)費は768億円で、ロカチンリマブ(アトピー性皮膚炎など)の第3相試験や、米国で優先審査中のAML治療薬ziftomenib、欧米で販売拡大中のLibmeldy/Lenmeldyなど、多数のパイプラインが順調に進行中。国内では軟骨無形成症治療薬infigratinibの第3相準備が進む。

通期業績見通しは据え置きで、売上収益4,780億円(▲3.5%)、コア営業利益800億円(▲16.1%)、当期利益570億円(▲4.8%)を見込む。

協和キリンは北米・EMEAの成長を柱にしつつ、APAC事業再編の影響を乗り越え、下期の巻き返しを狙う構えだ。


 

[ 2025年11月20日 ]
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