アイコン 中国 第2四半期のGDP4.3% 輸出依存 内需低迷続く

Posted:[ 2026年7月15日 ]

中国の国家統計局が15日に発表した今年4~6までの第2四半期のGDP=国内総生産の伸び率は、前年同期比プラス4.3%(物価上昇率を除いた実質)だった。

ロックダウンなど行動制限を行っていたコロナ禍の2022年10月~12月のプラス3.0%以来の低い水準で、個人消費や投資が振るわず、景気の減速傾向が鮮明になっている。
前期(1~3月)のプラス5.0%からも減速し、市場予想も下回った。

上半期(1~6月)の国内総生産(GDP)成長率は4.7%増。前年同期の伸び率は5.3%だった。

輸出が東南アジアやヨーロッパ向けに大きく伸びた一方、習近平の2020年三条紅線政策により不動産バブルは強制崩壊、その影響の不動産不況が長期化し、個人消費の停滞や投資の減少など内需不振が続いている。

 



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輸出の第一四半期の伸び率は14.7%増の97.7百億ドル、第2四半期は20.1%増の114.8百億ドル(1~6月まででは17.6%増の212.6百億ドル)と急増している。

また、イラン情勢などを背景にしたエネルギー価格や原材料価格の上昇が重荷となり、景気減速傾向が鮮明になっている。

第2四半期のGDPの伸び率は、中国政府が掲げる今年1年間の成長率の目標、「プラス4.5%~5.0%」を下回り、内需のてこ入れをどう図るかが焦点となる。

輸出は内需が振るわず、ダンピング輸出が横行、企業利益は限定的になっている。そのため、新設工場投資は限られ、期待のロボットによる無人化工場も投資意欲が限定され、春節のロボット人気の勢いもなくなっている。
不況下でも補助金政策で堅調だった自動車の販売台数も、補助金の大幅減少により第一四半期、第2四半期ともマイナスとなっている。

輸出は、AI半導体やサーバー用などの巨大サプライチェーンでもある中国、AI関連が大幅に伸びている。また、自動車の輸出も急拡大している。2026年6月の自動車輸出台数は前年同月比75.1%増、前月比11.6%増の103万7,000台となり、単月として初めて100万台を突破している。

中国の自動車販売台数

 

26年/千台

前年比

1月

2,439

0.7

2月

1,805

-15.2

3月

2,899

-0.5

4月

2,526

-2.5

5月

2,629

-2.1

6月

2,810

-3.2

1~6月

15,108

-3.40%

 

中国の自動車輸出

2026年

千台

前年比

1月

680

43.5

2月

627

76.1

3月

652

37.6

4月

805

53.3

5月

930

68.7

6月

1,037

75.1

1~6月

4,731

59.1

 

中国のGDP推移

 

23年

24年

25年

26年

第1四半期

4.7

5.3

5.4

5.0

第2四半期

6.6

4.7

5.2

4.3

第3四半期

5.0

4.6

4.8

 

第4四半期

5.3

5.4

4.5

 

通年

5.4

5.0

5.0

 

 

★極端な輸出依存となっている。

中国の輸出 10億ドル/中国税関総局

 

24年

25年

26年

前年比

1月

306.22

324.29

356.70

10.0%

2月

221.66

214.78

299.88

39.6%

3月

279.14

313.13

321.03

2.5%

4月

291.72

315.12

359.44

13.9%

5月

301.60

315.63

376.78

15.9%

6月

307.24

324.98

412.39

28.3%

7月

300.22

321.42

 

 

8月

308.24

321.54

 

 

9月

303.37

328.46

 

 

10月

308.86

305.35

 

 

11月

311.88

330.35

 

 

12月

335.65

357.78

 

 

計

3,575.80

3,772.83

2,126.22

17.6%

前年比

5.8

5.5

17.6

 

 

 

 


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