アイコン 第11大栄丸を引き揚げよう!①

やっと県議会で決議

先般掲載した内容と一部重複するが、農林水産省の近藤副大臣の秘書官は「第11大栄丸は民間の漁船であり、沈没場所が航路にあたるなど特別の事情がない限り、国としては引き揚げられません」としながら、「特別措置として世論を動かし、国会を動かせば国が引き揚げることは可能です」と言明している。

ところが「まだ地元の長崎県からも平戸市からも私どもの方には正式に引き揚げ要請が来ていない以上、農林水産省(担当副大臣室)も動きようがありません」と答えていた。
長崎県知事秘書室に対して「金子県知事は、国に対して第11大栄丸の引き揚げ要請したのか」と問いただしたところ、秘書室は「・・・・しておりません」。第11大栄丸についての正式コメントは「船会社(大栄水産)側から、要請を受けた場合検討する」とした4月15日のコメント以外なされていないことを秘書室も認めた。(④で掲載するが、大栄水産は県に対して今だ要請していない)
5月29日、やっとやっと長崎県議会で、第11大栄丸引揚げ等の要請を国に対して行うことを決議した。議案も金子県知事が取り仕切る県庁事務局の発議ではなく、議会運営委員会により提出され決議されている。

県民を代表する金子県知事は、知事として「引き揚げる、引き揚げを国に要請する」とは一切コメントしていない。
金子知事は郷土生月島の12名が海底にいるというのに自ら全く動いていないことが明々白々となっている。金子県知事に今求められているのは金ではない、ハートなのだ。

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[ 2009年6月 1日 ]
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