第11大栄丸を所有する「大栄水産」（0950-53-1212）に対して取材を試みたところ「マスコミだったら幹事社を通して取材してくれ、他は応じない」という。バカバカしくて突っ込んだところ、「県知事には、第11大栄丸の捜査協力に対してのお礼には行ったが、引き揚げの支援要請とかについてはお願いしていない」ということであった。自社で資金がなく引き揚げられないならば、市でも県でも国でも、漁連でもお願いするというのが筋であろう。一切そうした動きをしていない。肝心の漁船の所有者大栄水産がこうである。
念のため、大栄水産がもう一つ所属する長崎県旋網漁業協同組合に尋ねてみたが「大栄水産から引き揚げについての協力要請は一切あっておりません」とのことであった。

大栄水産は日本サルヴヱージ（093-321-0937）に対して、船内調査を依頼した際、引き揚げの見積もりは取っていないと報道されていたが、日本サルヴヱージに6月1日取材したところ、「大栄水産からは第11大栄丸の引き揚げにかかる見積もり要請はない。どこからも来ていない」とのことであった。
合同慰霊祭もあったようだが、第7蛭子丸のように決して風化させてはならない。