アイコン 第11大栄丸の署名の16万人突破について

第11大栄丸の沈没船の船体引上と遺体収容を祈願する遺族を中心に10万人を目標に5月17日から署名活動が開始されていた。

6月26日に既に10万人の目標を大幅に上回る16万人以上の方々から署名をいただいたとのことであった。しかし26日の長崎新聞では「署名数が10万人を突破」、毎日新聞は「署名が16万人を超えた」と報道していた。当初家族親族だけで進められた署名活動も署名した人がそのまま署名活動に参加するなど、現在80人を超すメンバーによって署名活動がなされていた。今後、あてにならない県知事はさておき、遺族会は麻生首相に直接当署名簿を届け、引き揚げを嘆願する予定である。

80mの海底に沈む第11大栄丸漁の船体と遺体の引き揚げにご賛同の方は、
 
FAXにて、0950―28―1220まで
 
長崎新聞は6万人もの違いを何故伏せたのであろうか? 金子漁業組合長が代表を務めるKTNでも15万9千人を突破と報道していたのに。誰かを気にし過ぎたのでは。29日になって長崎新聞は、後追いで署名15万9千人を突破と再掲載している。
も一つ不思議に思うのが、長崎海洋気象台が事故当時現場海域には、海上強風警報を発令中であったにもかかわらず出航させた大栄水産の経営者の責任が現在のところ何ら問われていないことであった(「ヒロ兄」のスピーチ内容に風が強かったと記載されていたので、調べ直す)。海難審判所に連絡したところ、当案件は長崎地方海難審判所ではなく、「重大事件」であるため東京の本庁の海難審判所で審理しているとのことであった。
遺族や遺族関係者に対してだけには、海難審判所が調査の進捗状況を教えてくれるそうだ。
 
海難審判所の電話番号は 03-5253-8821
 
追、「引き揚げられない理由の真相?」
第11大栄丸が所属する漁業組合は館浦漁業協同組合。同組合の現組合長は金子源吉(実父は金子岩三元農林水産大臣、実弟は金子原二郎長崎県知事)。1993年2月同氏が経営していた金子漁業が所有する「第7蛭子丸」が、19名の漁船員を乗せたまま平戸沖で三角波に襲われ120mの海底に沈没したままとなっている。当時金子漁業は波が荒い・2次遭難の危険性があるなどの理由を付け絶対引き揚げようとはしなかった。(今回の第11大栄丸に関しては、大栄水産も館浦漁協・平戸市・長崎県も船体や遺体の引き揚げ等に積極的に一切動いていない。大栄水産や館浦漁協から全国組織の遠洋旋網組合に引き揚げの協力要請すらされていない)
当時の噂では、東シナ海で操業する遠洋旋網船「第7蛭子丸」が違法に改造され、改造が見つかると問題となり、弟が衆議院議員(現金子県知事)であり苦境に立たされる、また30億円超ともいわれる保険金も下りないからだと噂されていた。
こうした噂を否定するならば、関係者は今からでも遺族が願う第7蛭子丸の船体及び遺体の引き揚げを行い証明すべきである。
今回の第11大栄丸の引き揚げについて、長崎県庁は一切引き揚げの動きを見せず、県議会も形だけ要請の採択はしたものの、引き揚げの決議はしないままである。何かしら金子一族に対して気遣かっている証ともされている。
 
世の中、ここ10年で急速にネット社会に至っている。時代が急速に変化、これまでの新聞などによるアナログ情報社会ではなくなった。16万人突破の署名活動もこうしたネツト世代が活動に参加、呼びかけ達成したものであるといえる。第7蛭子丸の沈没当時と現在は比較にならないほど変化している。国や県は何も動かず、当事者自ら動くしかない。
生月島の関係者の方々が「家族を帰して」と署名活動に動いた。老若男女の方々が署名してくれ、それに反応したハートを持った若い人たちも集まって署名活動に参加、大きく前進した。若い人たちはネット上でもいろいろな記事や思いを記載、それに共感した人たちも署名してくれたのであった。
こんなに反響があったことに対して家族会の代表も感謝されている。
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[ 2009年6月30日 ]
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