アイコン 自民党、都議会選挙大敗の責任は?

都議会選挙の大敗は、麻生首相のみ槍玉に上がっているが、都民が石原都政に対して「ウンザリ」した結果であり、マスコミは何故石原都知事や自民党都連会長である石原伸晃衆院議員に矛先を向けなかったのだろうか?
 

マスコミは麻生降ろしの一部の勢力に加担した報道を続け、強面の石原タタキはまったく行わなかった。石原氏はまだ1年半都知事(2011年3月まで)としての商品価値があり、逆鱗に触れたくなかったのであろうか。
石原氏も小泉バリの人気に支えられて都知事を務めている。しかし新東京銀行事件、築地魚市場の移転でも土壌汚染下でのごり押し問題など、石原氏は歳とともに我が儘な言動が目立ち、陰りも出ているのも事実である。
石原氏の最後の切り札はオリンピック招聘、それも10月2日に決する。招聘できなければ、議会もこれまでのように思いのままにならず今期限りが濃厚となろう。そこで浮上するのが伸晃氏への都知事世襲、大臣も経験している伸晃氏が首相になるには神風が吹かない限り所詮無理、石原伸晃都知事も現実味を帯びてくる。石原都知事は3男も衆院議員に送り込んでおり、石原都知事が現在人気のある伸晃氏を、世襲させる絶好のチャンスと見ていても全くおかしくない。(1年半後都民がどう判断するかは別)
こうしてみると、マスコミは、商品価値も含めて石原都知事を敵に回したくない思惑が働き、「都議会選の大敗の責任は麻生首相にあり」として報道を続け、麻生批判の世論を作り上げていたことが顕著であった。
 

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[ 2009年7月29日 ]
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