アイコン BYD電気自動車(中国) 来年米国販売へ

電気自動車BYD(比亜迪汽車)が、2月デトロイトショーに出展した『e6』はオーバーCセグメントクラスの電気自動車(EV)。いよいよ来年から米国で販売開始される。

全長4554mm、全幅1,822mm、全高1,630mmで、ホイールベースは2,830mmと全長に比してかなり長い。重量は2,020kgと大型ミニバン並の重量だ。

BYDは14年前に設立した電池製造メーカー(携帯用電池等)を母体として発足した自動車メーカー(6年前に既存メーカーを買収)、バッテリー性能の高さを謳っており、リチウムフェイライトバッテリーに組み合わせるモーターは、フロント160kw、リア40Kwの出力をもつ。システム全体の出力は200Kw(268hp)。0-100km/h加速は8秒以下、最高速は160km/h以上。航続距離は400km(249マイル、1H充電)以上と発表。販売価格は4万ドル予定している。
当電気自動車は、価格と未知数の走行性能を除けば全く問題となるところはない。欧米に多い石畳や起伏に対応する順応力を持っているならば決してあなどれない。価格面も日本車と似たり寄ったりである。
電気自動車は、デザイン面でもこれまでの車のイメージを変える存在とデザイン業界からも期待されている。

 BYDゼネラルマネージャーのヘンリー・リー氏は「今後5年から10年は大きな変化の時期だ。(自動車の)電動化はわれわれの想像よりずっと早く起こるだろう」と。そのBYDには米著名投資家ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)氏も出資者、5月25日には独フォルクスワーゲン(VW)が電気自動車分野においてBYDと戦略提携すると発表している。

 BYDは、これまでの自動車業界では考えられないスピードで、ハイブリッドカーや電気自動車を市販レベルまで開発・製造までの能力を持っている。
 
真似たか、申し子か
ヘンリー・リー : ヘンリー・フォード(フォード)、ヘンリー・リーランド(キャデラック・リンカーン)

 

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[ 2009年8月31日 ]
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