アイコン 中国500強/うち国有企業300/2009年版

中国の上位500社が先般発表された。それによると中国石化(シノペック)が売上高約1兆4624億元(約20兆4000万円)と5年連続トップ、2位は中国石油(ペトロチャイナ)、3位は国家電網と大手国有企業がトップ3を独占。
 

4位以下は、中国好調銀行、中国移動、中国建設銀行、中国人寿(人寿=生命保険)、中国銀行、中国農業銀行、中国中化グループと続いている。その他では、鉄鋼大手の首都鋼鉄が39位、通信機器メーカー華為(ファーウェイ)が44位、家電メーカーのハイアールが48位、聨想(レノボ)が50位にランクインしている。
 ランクインした企業500社の合計純利益が初めてアメリカ企業上位500社の合計を上回った(中国は前年比-12.4%減1706億ドル、アメリカは前年比-84.6%の約1000億ドル)。また、ランクインした75の業界別でみてみると、最もランクイン企業が多かった業界は冶金・プレス加工業で65社、建築業、石炭採掘業、非黒色金属冶金業、電気・電力業、設備・機材・ケーブル製造業などが続き、上位5業種が全体の32.6%となっている。業種別に見るとまだ金融やサービス業は後塵を配している。
中国上位500社のうち国有企業が300社を占め、赤い中国資本主義の様相である。

[ 2009年9月24日 ]
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