アイコン 福岡流通大戦争⑧/福岡商店街の歴史/再び百貨店

来年春には、阪急百貨店が新博多駅に東急ハンズと共にお目見えする。そうなると百貨店による顧客の奪い合いが厳しくなる。そこに浮上するのが、三越福岡の閉鎖の可能性である。

三越福岡は過去、福岡玉屋の閉鎖に伴い、玉屋の外商部隊を大勢採用している。三越を岩田屋に吸収させれば相乗効果も期待できる。  
三越・伊勢丹グループは、不況を受け業績を悪化させており、当グループが岩田屋と三越を隣り合わせに置いておく価値があるのか。伊勢丹が経営する岩田屋も前期は売上高を落として赤字に陥っている。三越・伊勢丹Gは、昨年事業再編を行うとして、岩田屋を完全子会社化した。新たに地域事業会社を設立して運営に当たるとしており、当然岩田屋と三越は整理統合されることになろう。そうした場合、どこが三越の跡地に入居するか? 所有者の西鉄も一括貸ししか考えない。最近都心型に動いているヤマダ電機が天神に降臨しそうである。
 

 
<岩田屋業績推移>
連結/百万円
平成172
平成182
平成193
平成203
平成213
売上高
105,783
105,830
106,397
105,353
99,315
経常利益
1,497
2,178
1,943
966
1,348
当期純利益
1,858
2,005
1,459
414
1,703
純資産額
5,858
7,870
 
12,396
10,678
総資産額
64,658
61,247
 
56,385
49,159
自己資本率
9
13
 
22
22
19/3期は変則決算のため、13ヶ月分を12ヶ月換算した数値を入れています。
 

 /百万円
第2四半期
第2四半期
第2四半期
第2四半期
連結累計期間
連結累計期間
連結会計期間
連結会計期間
会計期間
自平成20
自平成21
自平成20
自平成21
41
41
71
71
至平成20
至平成21
至平成20
至平成21
930
930
930
930
売上高
48,267
43,881
24,983
22,914
経常損失
677
623
344
224
四半期純損失
621
476
324
213

以上のように岩田屋の決算は今3月期も厳しいようである。
[ 2010年2月 3日 ]
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