アイコン 大日本印刷子会社 トーハンから20億円の損害賠償請求受ける

大日本印刷子会社のCHIグループ(図書館流通センター+丸善+ジュンク堂など)の図書館流通センター及び図書流通が、書籍物流(取次)大手のトーハンから、金20億0,583万2,974円の損害賠償請求訴訟を起こされた。
トーハンと図書館流通センター(TRC)とは書籍雑誌その他の出版物について取引約定書を締結し、トーハンを売主、TRCを買主とする継続的売買取引を行ってきた。

近時、TRCは経営改革に取り組むなかで取引先の見直しを行うこととし、トーハンを含めた取次会社と取引条件交渉等を行った結果、顧客利便性の向上及び経済合理性等の観点から平成22年2月1日より主要仕入先をトーハンから他社へ変更した。
これに対しトーハンは、取引約定書は継続しており、TRCにはこれに基づく継続的取引義務があるとして取引中止に伴う逸失利益相当額及び無形的な営業上の損失に係る損害の賠償を求めてきた。
図書流通がトーハンから受託している入出荷業務に関連し、TRCがトーハン以外の第三者に対して注文した商品を、トーハンの在庫商品の中から無断でTRCに出荷したとして、トーハンはこれをTRCと図書流通との共同不法行為ととらえ、これに基づく損害賠償を求めてきた。
大日本印刷の号令の下、CHIグループは大改革を実践しており、そうしたところで生じた取引先の狼煙である。
 

[ 2010年7月20日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
この記事を見た人は以下も見ています(裁判・訴訟、)
スポンサードリンク