アイコン 中小企業のIT化市場に関する調査結果を発表/矢野研

矢野研は、2011年の中小企業のIT化市場に関する調査結果を発表した。高まる未開拓市場への熱い期待、81%のソフト会社・ソフト販売会社(=ベンダー)が今後注力しているという。

<調査要綱>
 1.調査期間:2011年9月~11月
 2.調査対象:中小企業のIT化についての実績を保有する全国のソリューションベン 
ダー
 3.調査方法:当社専門研究員による直接面談(13社)、電話によるアンケート調査(100社)

<調査結果サマリー>
◆8割以上のベンダーが中小企業のIT化市場に注力意向
中小企業市場を「有望」と回答した企業は47%と、半数近くを占める結果となった。
・「今後は有望」と回答した企業も含めると、63%を占めた。
・8割以上のベンダーが、現在注力している、または今後注力する意向である。
◆9割以上の企業がクラウドが中小企業のIT化に有効であると判断
・「有効である」「今後は有効である」の両方を加えると、95%のベンダーが有効性を認めた。
・否定的な意見はわずか5%であった。 

 ◆スマートフォンソリューションには76%がニーズありと回答
・スマホソリューションには76%のベンダーが顧客からの需要があると回答し、ERPなど基幹システムや、コラボレーションツールへのニーズをおよそ1割上回った。
・こうした顧客ニーズの高まりを受けて、スマホを活用したソリューション開発への取組みは、ベンダー各社で積極的に進められると予測する。

◆中小企業のIT化における最も重要なポイントは「経営者目線」
・中小企業のIT化における最も重要なポイントというのは、オーナー経営の割合が高いため、経営者あるいは経営に直結したニーズが把握しやすい、あるいは実現しやすいという点である。
・人材の確保やコスト負担などがあるが、クラウドコンピューティングやSaaSといった新たな情報システムが普及し始めており、行政による支援策も充実してきている。ベンダー各社も、経営者目線に立ったソリューション提案が求められると考える。

中小企業も事業ごとのソフトを自社開発や購入などせず、クラウド上のソフトを使用することで、ソフト代(毎月賃借料の支払)が割安になり、自社に最適なソフトを選別できるという利点がある。通信速度が飛躍的に速くなったことから、こうしたソフト利用が可能となった。
ソフト会社が、あれもこれもと欲張りなソフトを提案することから、ソフト代が高くなっているが、シンプル イズ ベストである。クラウド上のソフトもいろいろな機能が付いており、いろいろ分類機能がついた上場企業が使用しているソフトだって使用できる。
 

[ 2011年12月 6日 ]
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