アイコン 1万人突破 続く風疹の猛威 パンデミック状態 県別発生状況付き

ストップ風疹今月9日(第23週)までの1週間に新たに600人以上の感染者数が報告され、本年は既に累積1万102人が感染している。
風疹は、昨秋から増加し始め、昨年(2012年)は例年より感染者数が非常に多かったものの年間で2,392人であった。それが本年は既に半年足らずで1万人を突破している。国内ではパンデミック状態だ。

本年の第22週までの資料によると、
相変わらず東京・関東で風疹と診断された人の数は多いが、今最悪なのは大阪となっている。それ以前には兵庫県が多かったことから、大阪へ感染域が広がり近畿圏へ拡大しているものと思われる。
鹿児島県で多いのは薩摩川内市、原発従事者の往来と関連があるのだろうか?
少子化や養育問題がよく取り上げられるが、前になかなか進まないのが行政の特許。

風疹予防対策でも、行政はばらばらだ。所得制限を設けてでも未予防接種対象者に対しては、無料で予防接種を受けさせるべきだ。既に自治体により無料化しているところも多いが、未だ、無料化していない自治体も多く、そうした自治体は男社会による妊婦軽視の行政と捉えられよう。そうした自治体でも、厚生関係には女性の部長・課長なども配置しているが、力は持たせず市長によるお飾りとなっている。
下記図のとおり感染者は、20代・30代の年頃の人が多く、男性が女性に感染させることも多い、また、職場や家庭内感染も多い。男性は風疹による高熱で子種がなくなると昔よく言われていた。今では妊婦の感染による先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれる可能性があるとして、大きく取り上げられている。5月末までに全国で10人の当症候群患者が報告されている。

ただ、大量感染により、予防接種のワクチンが不足がちになっている。適齢期の健常者で予防接種を受けていない人は早く、予防接種を受けることをお勧めする。受けたかわからない人でも、医師が調べたり、再度受けても健康に害はないとされている。
6月2日までの累積報告数は:9,408例(検査診断例6,469例、臨床診断例2,939例)となっている。
なお、患者数等の数値は厚労省傘下の国立感染症研究所の発表数値を使用している。

<発生動向総覧>
第22週(2013年5月27日~6月2日)診断状況
北海道
2
青森
2
岩手
 
宮城
4
秋田
 
山形
1
福島
2
茨城
5
栃木
3
群馬
1
埼玉
14
千葉
20
東京
99
神奈川
42
新潟
2
富山
 
石川
 
福井
 
山梨
2
長野
2
岐阜
 
静岡
6
愛知
8
三重
2
滋賀
6
京都
20
大阪
177
兵庫
47
奈良
8
和歌山
14
鳥取
 
島根
2
岡山
3
広島
3
山口
 
徳島
2
香川
2
愛媛
 
高知
2
福岡
19
佐賀
1
長崎
1
熊本
 
大分
2
宮崎
1
鹿児島
13
沖縄
2
都道府県不明
134
合 計
676
 
第22週 感染者年齢
年齢
感染者数
0
7
1
10
2
3
3
2
4
1
5
4
6
2
7
1
8
2
9
3
10~14歳
13
15~19歳
49
20~24歳
83
25~29歳
90
30~34歳
92
35~39歳
126
40
119
50
55
60
18
70
1
80
1
 
 
6月9日1万人突破(2012年も多かったが年間感染者累積数2,392人)
風疹 県別発生状況
 
 
 
 
[ 2013年6月19日 ]
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