サンオノフレ原発廃炉で電力会社エジソン、三菱重工へ損害賠償請求
アメリカの電力会社サザン・カリフォルニア・エジソンは7日、運営するカルフォルニア州南部のサンオノフレ原発で、三菱重工業製の蒸気発生器の配管に「異常な摩耗」が見つかり運転を停止している2号機と3号機を、いずれも廃炉にすると発表した。
エジソンは、早期再稼働を目指したが、東電福島原発の大爆発を受け、安全性への懸念を強めた周辺住民が反発。米原子力規制委員会(NRC)の許可が得られず、廃炉に追い込まれた。
蒸気発生器は2009年以降に設置されたばかり。
エジソンはまた、問題の蒸気発生器を製造した三菱重工業に対し、損害賠償を求める方針も明らかにしている。
二つの原子炉は、昨年1月から停止したまま。蒸気発生器の検査や修理のほか、代替電力確保などのためエジソンが受けた損害は、今年3月末時点で計約5億ドル(約485億円/97円)に上っているという。
[ 2013年6月 8日 ]
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