アイコン 千葉大医学部/ノバルティスを擁護 ディオバン

大手製薬会社「ノバルティスファーマ」の高血圧の薬の効果を調べた複数の大学の臨床研究に当時の社員が関与していた問題で、千葉大学の委員会は、現時点で、データの操作は確認できないとする中間報告をまとめた。
こ の問題は、「ノバルティスファーマ」が販売する高血圧の治療薬「ディオバン」の効果を調べた京都府立医科大学など複数の大学の臨床研究に、この会社の当時 の社員が関与していたもので、千葉大学の研究チームもディオバンは、ほかの薬に比べ、心臓や腎臓を保護する機能が高いとする論文を発表した。しかし、全面 的にほかの効能はないことが京都府立・慈恵大などで証明されている。
ノバルティスは、普通の降圧剤であるディオバンを、「別の効能もある」と医学部教授らに臨床で証明させ、学会で発表させ、単品薬剤で年商1000億円以上売り上げる超大型薬剤に仕立て上げた。

17日、会見した大学の調査委員会によると、臨床研究に参加した患者約1000人のうち、千葉大学附属病院の患者108人のカルテのデータと論文のデータを付き合わせたところ、心臓や腎臓に与える影響を確認する複数の実験のデータで5%から8%の食い違いが見つかったという。
(千葉大では、108人に対して、5~8%の違いを許容範囲内としている)

これについて同大の委員会では、「入力ミスとみられ、データの操作とは確認できない」とノバルティスを擁護する見解を発表した。
同大は、当初から問題はなかったと表明していたことから、それに沿った今回の委員会報告となっている。ノバルティスから裏・表の銭をもらっている学会との癒着関係の人たちが、ウジョウジョいるのだろう。
千葉大学の横須賀収医学部長は、カルテとデータの食い違いが見つかり、精度の高い論文とは言えないと判断している。第三者機関の報告をまって最終的に判断したいと話しているという。部長として逃げも効くようなコメントをしている。
千葉大学医学部には、ノバルティスと癒着した教授がいたことが知れわたっている。

[ 2013年12月18日 ]
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